朝食の効果

中標津町保健センター 健康推進課 健康推進係
 ぎりぎりまで寝ていたい、食欲がない、やせたい、朝は忙しくて準備をする時間がない…。朝食を食べない(食べられない)理由は様々聞かれます。中標津町では、小学5年生と中学2年生の約2割が朝食を食べていないとの調査結果があり、全国平均よりも高い数値となっています。
 朝食を食べることによる良い効果はたくさんあります。今回は、その中のいくつかをご紹介します。
■朝食を食べて学力テストの正答率アップ
 朝食をしっかり食べる習慣がある人ほど、学力テストの正答率が高い傾向にあります。右のグラフをご覧ください。毎日食べている人と全く食べていない人を比較すると20ポイント程度の差があります。この調査は小学生を対象としたものですが、大人にも同じことが言えますので、仕事の能率アップが期待できます。
■朝食でやる気アップ
 勉強や仕事の能率を左右する「やる気」。“しばしばやる気がおきない”との回答は毎日食べる人では9.5%、ほとんど食べない人では21.7%と、その差約2倍!朝食を食べないと脳の活動源となる栄養が不足状態なので、この結果もうなずけます。
■朝食抜きで本当にやせられる?
 1日2食だと食べる回数が少なく、1日にとるカロリーも少なくなりやせられる?いいえ、朝食を食べない人の方が肥満傾向者が多いとの結果があります。ダイエットを気にする方は、適度な量の朝食をとることが成功への近道です。
 自分に合った食事量が分からない、栄養バランスが心配など、食事に関するご相談は保健センターまでお気軽にご連絡ください。