早寝 早起き 朝ごはん

中標津町保健センター 健康推進課 健康推進係 佐藤 瑞望
 皆さんのご家庭では、お子さんは何時に起きて、何時に寝ていますか?
 厚生労働省が行っている調査では、4歳6ヶ月時点で最も多い就寝時間は9時台50.1%、次いで10時台21.9%であり、9時前に就寝する子どもは20%以下と、早寝の子どもが少ない結果でした。
 平成22年に実施した、中標津町における3歳児の早寝早起き調査によると、早寝早起きのお子さんが24%、遅寝遅起きのお子さんが5%でした(グラフ参照)。年々早寝早起きのお子さんが増えており、早寝早起きのために工夫されているご家庭が多いのだと思います。
 早く寝ることで1日の疲れが十分取れ、翌日からの活力が蓄えられますし、成長ホルモンがたくさん分泌されて、子どもの元気な体を作ることにつながります。また、早起きをすることで時間に余裕ができるため、朝ごはんを落ち着いて食べることができます。
 朝ごはんは、脳の働きを高めたり、体温を上げ活動を活発にするなど、1日のスタートの活力源として大切なものです。
 乳児期のうちから規則正しい生活リズムを整えていくことが、お子さんの生活リズムを作っていくうえでの基礎となります。
 では、生活リズムを作るポイントとして、どのような方法があるでしょうか?
1、日中できるだけ外で遊ばせ日光を浴びること。
2、晩ご飯は早めに食べること。
3、ぬるめのお風呂に入ること。
4、お部屋を暗くしてゆっくり眠ること。
5、朝はカーテンをあけて太陽の光を浴びること。
などがあります。中には実践が難しい項目もあると思いますが、ご家庭の事情に合わせて、まずできることから始めてみると良いでしょう。
 乳幼児期の生活習慣は、大人の影響を受ける部分が大きいため、まず大人自身の生活を見直すことも大切です。
いま一度、生活リズムを振り返り、「早寝 早起き 朝ごはん」の習慣をつけてみましょう。