子ども・子育て支援事業計画の概要

 第2期中標津町子ども・子育て支援事業計画は、前計画「第1期中標津町子ども・子育て支援事業計画」(平成27年度~令和元年度)の趣旨を継承し、今後の子ども・子育て支援における町の在り方を定め、子育て支援の各事業を推進していくための計画です。

 計画の策定にあたって

 ■計画期間
 「第2期中標津町子ども・子育て支援事業計画」は令和2年度を初年度とし、令和6年度までの5年間を計画期間とします。
 ■計画の位置づけ
 策定にあたっては、「第6期中標津町総合発展計画」を上位計画として各関連計画との整合性を図るとともに、保育計画に関する目標についても定め、子ども・子育て支援施策を総合的に推進します。
 ■計画の策定体制
 子育て関連事業所・学識経験者、公募による一般代表で子ども・子育て会議を組織し、計画策定に取り組みました。就学前児童・就学児童保護者対象のニーズ調査(回収率66.9%)、パブリックコメント(意見募集)の実施など、広く住民の方の意見を聞き、計画策定に反映できるように努めました。

 中標津町の子どもを取り巻く状況

 子育ての実態や保育・子育てに関する希望や日常生活等の実態を把握し、中標津町子ども・子育て支援事業計画に反映させることを目的として、就学前の児童の保護者を対象にニーズ調査を実施しました。

 中標津町子ども・子育て支援計画

 ■計画の基本理念
 前計画の基本理念を継承しながら、子ども・子育て支援新制度による保育体制整備を含む、総合的な子育て支援を推進し、子育てにやさしい、お年寄り・子ども・青少年等、世代を超えてみんなが笑顔でくらせる町づくりに取り組んでいきます。
 ■計画の基本的視点
基本理念を受け、この計画における基本的な視点を次の5点にまとめます。
  1. ひとりひとりの子どもを尊重する視点
  2. 次世代の親を育む視点
  3. 子育てを応援する視点
  4. 地域社会全体で子ども・子育てを見守る視点
  5. 「ライフ・ワーク・バランス」を実現する視点
 ■計画の基本目標
基本理念の実現のために4つの基本目標を掲げ、総合的に推進します。
基本目標1 子育て家庭を応援・支援する環境づくり
 保育の量の確保について、令和2年度から泉保育園の定員を120人として保育の受け入れ整備を図ります。また、子育て支援体制の一層の充実を図るため、新規事業として子育て世代包括支援センター事業を、保健センターと児童センター「みらいる」で取り組みます。
基本目標2 次代を担う子どもの生きる力と豊かな心を育む環境づくり
 第1期から継続し、赤ちゃんから中高生の居場所や活動スペースとなる児童センター「みらいる」を0歳から18歳の児童の活動拠点施設として、健全育成の推進を図ります。また、令和2年度より町内全小中学校において一貫教育を導入し、義務教育9年間を見通した連続性・系統性のある学習指導等の充実を図ります。
基本目標3 子どもを健やかに生み育てる環境づくり
 思春期から妊娠、出産、新生児期、乳児期、幼児期において、健康相談や訪問指導のさらなる充実を図るとともに、子育て世代包括支援センターの設置等による総合的な母子保健サービスを実施します。
基本目標4 子どもたちが安心して暮らせるまちづくり
 子どもたちが安心して暮らすことが出来るために、環境整備はもちろん必要ですが、子どもの人権が尊重されるよう虐待予防に努めます。