北海道のコウモリの17種中、中標津町ではこれまでに9種が確認されています。
こうもりというと怖いイメージがありますが、それは明治以降のことで、江戸時代までは「虫をたくさん食べてくれるおめでたい動物」とされていました。
蚊に換算すると、一晩におよそ500匹(人間だとご飯茶碗100杯以上)を食べるとのことですので、コウモリがいなければ昆虫が増えすぎて困ることになります。
どれも黒っぽくて大差ないように感じますが、活動場所、ねぐらの場所、超音波を出す場所(鼻から出すものと、口から出すもの)などが違い、捕まえてみるとそれぞれ特徴があることがわかります。
今のところ分かっている種は、モモジロコウモリ、ドーベントンコウモリ、ウサギコウモリ、カグヤコウモリ、ヒメホオヒゲコウモリ、キタクビワコウモリ、コテングコウモリ、チチブコウモリ、ノレンコウモリで、これらのほとんどが環境省や北海道の絶滅危惧種に指定されています。
ちなみに、テングコウモリは黄金のコウモリ(黄金バット)と呼ばれることがあるそうです。