其の74 2023年1月

 謹んで新春をお祝い申し上げます。
 今月は私がJICA海外協力隊(青年海外協力隊)として派遣された、グアテマラ(中南米)の年越しについて書こうと思います。

 グアテマラの宗教はほとんどの方がキリスト教で、クリスマスや年越しなどは盛大にお祝いします。街中で花火が上がったり、爆竹が鳴り響いたり。みんな家の前で行うので、午前0時になった瞬間に一斉に打ち上がります。

 2019年の年越しの瞬間は、首都(グアテマラシティ)でJICAボランティアの方々(日本人)と過ごし、マンションの上から花火を見て、餅を作ったりおせちを作ったり。
 2020年の年越しの瞬間は、活動地(コバン)で現地の方と過ごし、花火を上げたり爆竹を鳴らしたり。

 2つの国の文化で大きく違うことは、「花火や爆竹でお祝いをすること」と「お祝いの時に家族や友人と集まり、お祈りし、最後はみんなでハグをし合うこと」です。
 日本には日本のいいところがあって、グアテマラにはグアテマラのいいところがある。お互い自国の文化を理解し、受け入れて共生する。JICAボランティアとして派遣され、海外で学んだことは自分の人生の財産であると感じます。

 この経験を自分の中だけに留まらせず、これからは中標津町や町に住んでいる子どもたちに還元していきたいと思います!
中標津町地域おこし協力隊 宮長 寛大(みやなが かんだい)