Nakashibetsu Municipal folk Museum

2005年6〜7月の学芸員日誌


7月28日(木)
 台風はそれて行ってくれたので山へ。
 が、山は2時半過ぎまで風付きの雨。
 何とかテントを建てるが、川の水は濁っているので大したことはできないのだ。
 寒いし。
 明日は晴れるといいなぁ。写真をクリック!

こんな感じ こんな感じ

7月27日(水)
 今日から5泊6日のキャンプ事業「クテクンの森 夏物語」だ。
 が、台風が来ているため、クテクンベツ林道の奥地にあるキャンプサイトには行かず、緑ヶ丘森林公園の施設にとりあえず一泊するように変更した。
明日、天気が回復次第山に向かう予定である(と書いている現在は上がってしまった)。
 午前中はテント張りの実習をしたり、午後からはレクリエーションをいろいろ。それと夜は木工芸教室に、ちょっとした事情があって音楽鑑賞。
 ずい分中身が濃いなぁ。
 さて明日からどうなるかな?。写真をクリック!

レクやってました レクやってました

7月26日(火)
 今日は明日からのキャンプの準備で朝から夕方まで作業。
 トラックに荷物を積んだり、キャンプサイトにスーパーハウスを運んだり(工事現場なんかの事務所でよく使っているやつ)、足りない物品を買いに行ったりした後は、雨天時の対処について打ち合わせ(台風が来ているからね)。
 その他事務処理。

 そういえば、昨日の話だが、明日から(多分明後日になるだろう)向かうキャンプサイト付近でヒグマのフンがあったそうだ。
 台風にクマかぁ。なかなかハードだなぁ

 写真はヒロハノトンボソウとその花のアップ。森林公園に咲いていた。写真をクリック!

ヒロハノトンボソウ ヒロハノトンボソウ

7月25日(月)
 明後日からの長期キャンプに向けて(明日は準備でまるまる作業なのだ)事前にやっておかなければならない事務や作業をこなす。
 それに、明日は自分は欠席なのだが「植物を知ろう会」があるので、予定地付近を歩き、世話人の粟野さんに情報提供したりする。
 今日はラン科の植物を中心に見て歩いたのだが、7月10日に見たオニノヤガラが開花していた(写真上段左が7月13日撮影、右が本日撮影)。
 それにしても凄い花のつき方だ。あまり背丈が伸びなかったからだろうが、写真下段を比べてくださいな。
 左が上段の写真の花のアップで、右が通常の花のつき方だ。写真をクリック!

オニノヤガラ若芽 開花!
凄い花の量 通常の花の様子

7月24日(日)
 今日、我家の玄関先で羽化したばかりのコエゾゼミを発見する。
 まだ体が黄色っぽかったので今日未明あたりから羽化が始まったのだろう。
 午前中、緑ヶ丘森林公園へ行った時コエゾゼミ数匹が元気に鳴いていた。先日「同時に鳴き声が聞こえるかな」とここに書いたエゾハルゼミの鳴き声は、残念ながら聞こえなかった。
 やっぱりちゃんと時期がずれるものなんだろうかねぇ。写真をクリック!

コエゾゼミと抜け殻

7月23日(土)
 今日は『中標津の景観「魅力再発見ツアー」』という事業に事務局として参加した。
 このツアーは中標津町文化的景観検討委員会とNPO景観ネットワークの主催なのだ。ガイドはNPO「風も想い」のお二人。
 伝成館を皮切りに、別海町に残る旧計根別飛行場の掩体壕(えんたいごう=飛行機を格納する施設)や養老牛地区の影山牧場さんの見学、開陽台、武佐地区の格子状防風林、ハリストス正教会を、まわるものであった。
 15時過ぎに伝成館に戻り、その後18時頃まで打ち合わせ。写真をクリック!

掩体壕 影山牧場 中央武佐にて

7月22日(金)
 今日も丸山公園ではカラスに頭スレスレを「バサバサバサ〜」っと飛ばれる。
 しゃがんで写真を撮ってたりすると、両手がふさがるので無防備になってしまうのがツライ。
 その上2羽のチームプレイでくるだからたちが悪い。葉が繁って全然見えないけど巣があるのだろうなぁ。

 最近暖かくなってきたので虫、特に甲虫をよく見かける。
 スジコガネやヒメスジコガネ、ヒメコガネ、マメコガネをはじめとするコガネムシの仲間や、カミキリムシの仲間、カミキリムシによく似ているが羽のやわらかいジョウカイボンの仲間、たまにアカハネムシなどを見かけたり、その他色々。
 でも相変わらず町内ではクワガタが少ない。
 写真はヒゲナガカミキリとアオジョウカイ。写真をクリック!

ヒゲナガカミキリ アオジョウカイ

7月21日(木)
 いつもどおり事務仕事を片付けてから、塗装工事の終わった分館を館長と検査に行き、その後郷土館へ。
 今日は東小学校の4年生が「中標津ここがすごい辞典」というものの作成にあたって取材に来るのだ。
 子供たちがやってくるまで郷土館の周囲をウロつくと、今日もカラスが頭スレスレで飛んでいきおった。しつこいなぁ、いいかげん頭にくる。
 と、足元を見るとコエゾゼミがタンポポの葉の上にいた。近くに抜殻はなかったが、今朝方出たばかりのようだ。
 昨日もゆめの森公園で聞いたが、今年はエゾハルゼミが遅くまでが鳴いている。普通は時期によってコエゾゼミとしっかり切り替わるのだが、今年はエゾハルゼミとコエゾゼミの両方の鳴き声を同時に聞けるかもしれない。写真をクリック!

コエゾゼミ

 午後からは展示資料の入替え等の作業。
 午前中に積んでおいた資料を収蔵庫へ持っていき、展示を予定していた資料を郷土館に運び込み、展示。
 その後、緑ヶ丘森林公園に植物の写真を撮りに行き、お目当てのエゾタツナミソウオニノヤガラ等が咲いていた。その他外来種か園芸種だろう、知らない花があったのでこれも写真を撮っておく。
 役場に戻って台帳の修正やデータ入力、ホームページの写真を追加したりする。

7月20日(水)
 仕事的には関係がないが、昨日から中標津神社祭。
 午前中は事務仕事。昨日と同じく一段落ついたところで郷土館へ行き、昨日別ケースに移したものの、エゾサンショウウオのケース内を成体用の環境に変えた。
 昨日、モシベツ林道で見たものは郷土館にいる一番小さいものよりもさらに小さく手足も細かった。野生のものは成体になるのに数年かかる場合もあるというのも頷けるような状態だった。
 環境でずいぶん違うものだなぁ。写真をクリック!

エゾサンケース エゾサンケース内

 午後からは緑ヶ丘森林公園へ行く。
 ベイトトラップの様子を見ながら歩いていると、たまにキノコが生えているので写真を撮りつつ歩く。肝心のトラップはシデムシと小さなゴミムシがメインであった。
 その後、石の多い場所で「カナヘビでもいないかなぁ」と歩いていると、小さめのジムグリを発見。
 捕まえてみると体に模様が入っている。今まで中標津で見たジムグリは模様のない、いわゆる「アカジムグリ」という個体ばかりなのだが、これはちょっと違った。
 去年と今年にかけて計6匹のジムグリを捕まえて写真を撮ったりしているのだけれど、そのうち5匹がアカジムグリで全てメスであった(今日のはオス)。
 今日のは62センチで2冬越したくらいと思われるのだけど、コイツも脱皮したら模様がなくなるかなぁ。でも去年模様のない幼蛇を見ているんで何とも言えないか。
 模様の有無は個体の色彩変異なんだろうけど、この地方の環境が関係してたりするのかなぁ。う〜んわからん。写真をクリック!

ジムグリの顔 ジムグリの模様

 そうそう、昨日開陽へ向かう途中で見つけたベンケイソウ科の植物をネットで探したら、タイトゴメという日本の植物だが関東以南に分布するものだと判明した。
 インターネットが普及する前は何冊もの図鑑をひっくり返しつつ探していたのだけれど、今は便利だ。

タイトゴメ タイトゴメ

7月19日(火)
 午前中は、事務仕事。一段落ついたところで郷土館へ行き、昨日続々と上陸をはじめたエゾサンショウウオを別ケースに移したり、丸山公園内のキヨスミウツボを撮影したりした。
 それにしても公園内のカラスが凶暴で参る。昨日、今日と頭スレスレで飛んでいきよった。カラスから恨まれるようなことはしてないのだがなぁ。
 午後からは「植物を知ろう会」の粟野さんと養老牛のモシベツ林道で植物の調査。
 写真は午前中にやったエゾサンショウウオ君の新しい住処。写真をクリック!

エゾサン

7月18日(月)
 3連休の最終日である。
 散歩がてら郷土館に寄ると、飼育中のエゾサンショウウオが陸に上がりたがっている。あれま早いなぁ。
 慌てて陸地を造ってやったが、よく見ると14匹中全ての個体のエラがとれたわけではなく、今のところ約半数。
 しかし2〜3日の間にほとんどが同様になるだろう。そうなると60cm水槽内の陸地ではどうにも心もとない。第一餌が困った。
 そろそろどこかに放してやろうか、それとも希望者にあげようかと悩む。
 それにしても、金曜日に見た時は「まだまだだなぁ」と思っていたのだが、急激な変化にびっくり。写真をクリック!

エゾサンその1 エゾサンその2 エゾサンその3

7月17日(日)
 今日は隣町の林道に入ってきた。
 道の真ん中にヒグマのウンチがドサドサ〜っとあった。そういうのを数箇所見る。
 で、思わず一枚。
 今日のお顔のアップはヒゲナガカミキリです。写真をクリック!

クマのフン ヒゲナガカミキリ

7月16日(土)
 今日は何もないので写真だけ。
 アイヌハンミョウのお顔のアップ。凄い牙です。写真をクリック!

アイヌハンミョウ

7月15日(金)
 昨日のコウモリ調査は残念ながらボウズ。
 蚊が多くていい感じでの上、反応もそこそこあったのだがなぁ。

 午前中は7月末からはじまるキャンプ事業の物品を準備したり、7〜9月に数回予定されている講義の準備。
 午後からはベイトトラップの回収に緑ヶ丘森林公園と養老牛温泉方面へ行く。
 時期的なものもあったので、以前見たときと同様にシデムシやヒメクロオサムシがメイン、と思っていたら、なんとアイヌキンオサムシが入っているではないか!。
 いやはや本当にいるんだなぁ、しかも身近な場所に。
 ついでに、先日ニホントカゲを捕った場所に行ってみた。
 昨日も数匹確認されたとのこと、で、トタンや石などをめくってみると10センチに満たないようなのがチョロチョロいる。
 それにしてもすばしっこい。やっとこさ捕まえ写真を撮ったけど、色合いがなんともキレイだなぁ。なんだかんだで計5匹を見た。
 この様子ならかなりいるのだろう。写真をクリック!

アイヌキンオサムシ♀ ニホントカゲのこっこ

7月14日(木)
 朝一番から「野鳥を知ろう会」で野付半島へ行った。
 半島に入ってしょっぱなの鳥はタンチョウとアオサギ、次いでオジロワシを見る。
 それと今回は「植物を知ろう会」のメンバーも来ているので、エゾカンゾウの群落(写真左:黄色いのが全部エゾカンゾウ)をはじめ、浜辺の植物も見ながら行く。
 さらに進み、竜神崎近くの原生花園付近へ行くと、アカアシシギを見ることができた。この鳥は国内でここでしか繁殖していないレアな種なのだ。
 そういえば去年も来た時に見れたっけなぁ。その他10数種の鳥を見る。写真をクリック!

エゾカンゾウの群落 アカアシシギ

 その後、別海町教育委員会が実施している発掘調査の現場におじゃまさせていただく。
 この遺跡は江戸時代に通行屋があった場所なので、建物の柱穴や鉄製品、茶碗や甕のカケラが出土していた。それと遺跡からはホッカイシマエビの打瀬船が見えた。
 別海町の石渡学芸員には、急なお願いにもかかわらず、遺跡の説明やたくさんの質問に対応していただき大変お世話になってしまった。この場を借りてお礼申し上げます。
 ということで、本日の参加者は鳥と植物と歴史をタップリ堪能したのであった。

 戻ってから遅い昼食を摂り、本日もトラフシジミの場所へしつこく行ってみた。
 が、全くダメ。こうも空振りが続くとちょいとメゲる。
 役場へ戻って今日の整理や事務処理などをしているうちに終業時間。

 夜はコウモリの調査。
 これで5回目になる。今日はどうかな。写真をクリック!

発掘現場 打瀬船

7月13日(水)
 朝は10℃を下まわるような気温だったが、9時頃からはしっかり太陽が頑張ったので午後には25℃超の気温。
 しばらく寒い日々だったので、この程度の気温でも「暑いな〜」と思ってしまう。
 今日は事務処理やHPの更新の合間を縫って、昨日取り逃がしたトラフシジミの発見場所に午前午後とも1回づつ足を運ぶ。
 が、残念ながらいずれも空振りであった。残念。

 先日、ゆめの森公園の散策路内で「こんなところにアスパラ???」という感じの植物を見つけた。
 調べてみるとオニノヤガラというラン科の植物の若芽、ということが分かった。
 それにしてもよく似ている。ま、アスパラもラン科だからなぁ。
 写真左端が若芽、真中が成長したもの、右端が花のアップ。写真をクリック!

オニノヤガラ若芽 オニノヤガラ オニノヤガラの花

7月12日(火)
 午前中は「中標津の植物を知ろう会」。
 今日はメンバーで緑ヶ丘森林公園をそぞろ歩き、それぞれが気づいたものを見ることにした。
 道中は昨日までの曇天&雨で、カタツムリがずいぶんいたなぁ。
 10数種の植物を観察する。写真をクリック!

カタツムリ

 午後は7月に入ってから初めての太陽を見た。
 午前中に観察した時は曇りの上に寒かったので、閉じていた花が多かったのだが、天気がよくなってきたので花が開いたところを撮影しようと再度森林公園に行った。
 目当ての植物の写真を撮り終わり、ふと気がつくと気温が上がったためチョウがた〜くさん飛び回っている。
 さらにもう1ケ所行こうと、コウリンタンポポとフランスギクの群落を横切って歩いていたら、何かピーンと来た。
 パッと横を見る・・・、と、トラフシジミがいるではないか!。
 このチョウは20数年前に俣落地区で一度採集例があるだけで、自分も1999年から始めたチョウの調査でも全く見ることができなかった種なのだ。
 もう中標津では絶滅したかもしれない、とまで思っていたほどのチョウなのに、それが目の前にいる!それも通いなれた場所で、だ。
 昨日のニホントカゲもかなりビックリしたが、今日も心臓バクバク。
 しかし、こういうときに限って網を持ってきてないのだよなぁ〜。
 悔やみつつもとりあえず2枚写真を撮った。さてここで、車まで網を取りに行こうかどうしようか悩んだ挙句、カメラケースでも採れないかと考えた。
 そのためには右手に持っているカメラを地面に置かなければならない。ソ〜っと動いたつもりだったが一瞬目を離した隙にどこかに飛んで行ってしまったのであった。・・・あ〜ぁ。
 念のため車に網を取りに行って戻ってきたものの、いつもそうだが再度見ることはかなわなかった。
 でもまぁ、写真は撮ったしなぁ、と思って役場に帰って確認したら・・・、何と残念ながらピントが合っていなかったのであった。
 ガッカリ。_| ̄|○ 写真をクリック!

トラフシジミ

7月11日(月)
 今日は朝一番から遺跡の所在確認調査が入っていたので、カッパを着込み、雨の中牧草地やヤブを歩く。
 その後は各種事務処理やお客さんの対応などで午前中は終了。

 午後からは収蔵庫で作業をしたあと、養老牛方面へ。
 というのも、実は昨日ニホントカゲが捕獲されたからだ。
 ニホントカゲは北海道全域にいることにはなっているが、町内においては各種報告書を含めて公的な記録が一切ない。聞き取り調査でもカナヘビは生息している、ということであったが、ニホントカゲの名前は全く出ていなかったので、てっきり町内にはいないものだと思っていたのだ。
 そんなわけで、植物や昆虫ならばいざ知らず、爬虫類で新規確認があるとは思ってもいなかったのでかなり驚かされた。
 で、昨日捕獲されたと思われる現場付近をしばらくあちこち探してみる。
 ・・・いない、・・・ここにもいない。いそうだけどいない。
 「やっぱりダメかぁ、そうそういないよなぁ、この鉄板で最後にしよう」、と思って鉄板をめくってみると青い尻尾がチョロチョロッと見えた。
 「い、いた〜!」(心の声です)
 動きが速かったのでちょっと見失ってしまったりしたが、同行者が再度見つけて尻尾を切らないようにソ〜っと捕まえた。
 昨日は成体だったが、この青い尻尾と体を縦に走るラインはまぎれもなくニホントカゲの幼体であった(2段目左の写真)。
 その後、養老牛に詳しい人に聞いてみると、「昔見たトカゲはコレ!」とのお墨付きをもらう。
 「えぇ、カナヘビがいたんじゃないの?」、「よくわからないけど、うちらはトカゲ、トカゲって呼んでたゾ」とのこと。
 そうか〜「養老牛にカナヘビがたくさんいた」と聞いていたけど、どうやらニホントカゲのことらしいことが分かってきた(いやカナヘビもいるかもしれないけど)。
 結局、久しぶりの大型新人(?)の登場に興奮してしまったが、何のことはない報告されていないだけの話だったようだ。
 でもまぁ、とにかくニホントカゲが町内にいる、ということがしっかり確認できたのでよかったよかった。 写真をクリック!

ニホントカゲ 顔のアップ
色の鮮やかな幼体 顔のアップ

 ついでに、飼育中のエゾサンショウウオの餌用にオタマジャクシを捕ったり、先週設置したベイトトラップを確認する。
 やはり養老牛だと標高が高いのでオタマジャクシの成長は遅い。トラップにはエゾマイマイカブリ1匹だけが入っていた。

7月9日(土)
 今日は、7月末から始まる5泊6日のキャンプ事業「クテクンの森夏物語」の事前準備のため、またもや山に行った。
 草刈班と滝班に分かれてそれぞれ整備をするのだが、今回自分は草刈班。
 午前中いっぱいグラスカッターを振り回し、その後小屋の冬囲いをはずしたり、枯れた木を切り倒したりする。
 終了後、しばらく待ち時間ができたので、カメラ片手に周辺をウロウロする。
 すると、ミヤマクワガタのメスがヤナギの木を登っていたり、未撮影のチョウがいたり、見たことのないシデムシがいたり、あぁこの植物はこんな風に結実するんだ、と色々な発見があった。
 キャンプサイトには年間を通じてよく来るのだけれど、ゆっくりと観察するようなことは初めてなのでなかなか面白かった。写真をクリック!

キャンプサイト サカハチチョウ春型

7月8日(金)
 雨は未明になんとか上がったので、予定どおりクテクンの滝へ行ってきた。
 ここは30回以上行っているが、いつも危険な場所にロープをかけたり道をつけたり、ということばかりで、ゆっくりと調査をしながら行ったことはなかったのだ。
 滝までは川を何度も渡りつつ行く。そしていつもより充分に時間をかけて歩き、平地では見かけない植物を確認しながら進む。
 先に行くにしたがって川は深い谷になっていく。今日は視界が悪く100mも見通せないくらい。
 ということで、写真を見てもらうと分かるが、かなり近くから撮っているのにクッキリ滝が見えないのであった。写真をクリック!

ウコンウツギの中にはアオジョウカイがいた ダルマ岩 クテクンの滝

 4時から終業時間まで打ち合わせ。

7月7日(木)
 太陽の出ない日が4日目となる。今日も雨で寒い。
 色々な事務仕事や明日クテクンの滝に行くのでその準備をしたりする。
 郷土館に寄った時、丸山公園内の焼肉コーナー(っていうのかな?)の上を10数羽のツバメ(ショウドウツバメかもしれない)が雨の中を飛びまわっていた。
 いつもは池の上を飛んでいるのに、今日に限ってツバメにとってのご馳走があったのだろうか。

 雨の中、郷土館の玄関前の庭ではコケモモの花が咲いていた。写真をクリック!

コケモモの花

7月6日(水)
 曇り、というか一日中霧雨。
 今日は教育委員会の事務局内で原稿書きに写真の整理、収蔵庫にて寄贈資料の受け入れ作業等をしていた。
 その他、雨の降り具合を見て道立ゆめの森公園へ行き、園内の樹木標本林で写真を撮ったり、同公園内のタカネトンボやヒロハトンボソウと思われるもの、オオヤマサギソウといったラン科の開花状況、そしてついでにベイトトラップの状況を確認しに行った。
 散策路にはいくつかのキノコが出ていたが、名前がわからないので写真を撮り、事務局に戻ってから調べるもののどれも分からない。スッキリしないなぁ。写真をクリック!

ショウゲンジ 不明キノコ タマゴタケモドキ

7月5日(火)
 7月だというのに10℃以下、え〜らく寒い。
 気象庁のデータを調べてみると、1979〜2000年における7月5日の最低気温の記録を更新しているではないか!。
 6月の日差しが懐かしい。

 今日も事務仕事。
 午前中は用事があって郷土館に少し行ったが、午後からは雨も降ってきたんでフィールドにも出られないのであった。
 そういえば、昨日のゴマノハグサ科の花は「エゾノカワヂシャ」ということが判明した。普通は花の色がもっと薄いのだけど、あの個体だけ妙に青かったので余計に分かりにくかったのだ。

 今日の写真は全く何の関係もないけれど、昭和39年に札幌南高等学校の郷土研究会が実施した発掘調査の様子(詳しいことはこちらからどうぞ)。
 町内に遺跡は65ヶ所あるが、“発掘調査”と呼べるものは今までにこれしかおこなわれていないのだ。
 41年前の貴重な写真である。写真をクリック!

発掘の様子その1 発掘の様子その2 遺物出土状況

7月4日(月)
 今日は基本的に事務仕事。
 HPの追加・修正を追加したり、いろいろ原稿を書いたりしていた。
 午後から開陽地区へちょっとだけ行く。
 実は昨日名前のわからない花を2つ見つけたのだ。
 ひとつは黄色い花で、調べるとキク科のイワニガナであった。
 場所的にもともとあったものではなく、多分何らかの理由で持ち込まれたものだろうが、再度よく見て間違いないことを確かめる。写真をクリック!

イワニガナ

 で、もうひとつが分からない。
 特徴は、葉は対生で毛がなく、花はヒヨクソウのようなつき方、柱頭1本、葯2本、花弁4枚、がくは小さいものが4枚である。
 ゴマノハソウ科でイヌノフグリの仲間だと思うが、なんだかしっくりくるものがない。どなたか知っていたら教えてください。
 植物はこれまでに652種も確認されているのに、よくもまあ毎日毎日新規確認が続くもんだ。写真をクリック!

エゾノカワヂシャでした

7月3日(日)
 オサムシトラップを散歩がてら見に行く。
 大体がシデムシばかりで、オサムシがかかっていてもヒメクロオサムシという地味なやつばかり。あとは何かの幼虫とかゴミムシなのであった。
 まぁ、まだ始まったばかりなんで気長に待とう。
 今日はダニ4匹を持ち帰る。

 これまた散歩がてら郷土館で飼ってるエゾサンショウウオを見に行く。
 すると、先週餌のオタマジャクシを追加したばかりなのに早くも残り数匹になっているではないか。
 それにしても数日間見ていないだけなのにずい分大きくなった。あまりの育ち具合にしばしボーゼンとする。
 このままだと共食いが始まってしまうだろうから、まだオタマジャクシの採れる場所があるので急遽採集に行って50匹程を水槽に入れてみた。
 すると、腹の膨れていないヤツラが早速あちこちでオタマジャクシを喰いはじめたのだった。
 う〜む、凄い食欲だなぁ。写真をクリック!

お食事中

7月2日(土)
 昨日、以前郷土館に寄贈された昆虫標本を整理していると、中標津産のカミキリムシの中で「いきもの一覧・その他の昆虫類」にないものがあった。
 ふ〜む、新規追加だなぁ、と思っていたら、「役場の近くにヒナマツヨイグサという植物があるよ」という連絡が入る。
 あれれ、これも一覧にないやと思って調べてみたら外来種であった。
 なんだか続々追加されてくなぁ。下がその写真。写真をクリック!

ヒナマツヨイグサ ヒナマツヨイグサの花

7月1日(金)
 朝8時から昆虫の調査のため近場の公園や格子状防風林、河畔林などへ行く。
 ひととおり廻り終り役場に戻ると10時。「文化的景観の保存・活用事業」関係の打ち合わせの時間である。資料を持って会議室へ。
 今日の打ち合わせは事業に係る各種調査のすり合わせなどで、12時に終了。
 午後からは、まぁ〜やることがいっぱいあって忙しいのなんの。いちいち何をやったかまでは書かないが、こまごまとした事務仕事や作業に追われ、気がつけば終業時間だった。

 それはともかく、今日ナミアゲハを中標津ではじめて見た。
 町内では、過去の採集記録がほとんどなく、自分が1999年からやっている蝶の調査でも一度も見たことがなかったのだ。
 残念ながら採集できず、写真も撮れなかったが、一緒にいた方も見ていたのでナミアゲハに間違いないだろう。いや〜やっぱりいるんだなぁ、と驚いた。
 左がナミアゲハ、右がよくいるキアゲハ。

ナミアゲハ キアゲハ

6月30日(木)
 今日は事務仕事に会議、打ち合わせがメイン。
 その他、物を運んだり、寄贈資料の受け入れなどをやっているうちに終了。
 というわけでフィールドには出ていないので写真もないのだ。

ウスバシロチョウ

6月29日(水)
 午前中は当幌川方面へ行く。
 開花中と思われるベニバナヤマシャクヤクの写真を撮るためだ。
 先週金曜日に蕾状態を見ているので、もうそろそろいいだろう、と思って行ってみたのだ。
 が、先週見たその花はすでに開花時期が過ぎており、もう結実しているではないか。ガッカリ。
 すると同行していた方が「もう少し奥に遅めの株がある」という。
 せっかくここまで来たので、笹薮を漕ぎ漕ぎ目的地まで進む。
 途中ハクサンチドリが前座替わりに顔を出すが、目的の花はなかなか見つからない。
 しばらく時間をかけて2人で探すと、ようやくちょうどよい状態の株が見つかった。いや〜よかった。
 失敗してもそうそう来れる場所ではないので写真を取りまくる。
 その後、見つけた周辺を探すと更に3株が見つかった。
 それにしても1時間以上も笹薮を歩いて3株とは手ごわい。
 でも蕾、花、結実の様子が撮れたから儲けたのかなぁ。写真をクリック!

蕾 花 結実

 その後、緑ヶ丘森林公園にあるラン科の植物も開花時期であろうから見に行ってみた。
 まず、タカネトンボと思われたもの。
 ・・・人の通らないような場所だったのだが、見事に踏みつけられ無残な状態になっていた。ガッカリ。
 もう一ヶ所の方は、もっと人が通る場所ではないので、こちらはしっかり咲いていた。
 ヒロハトンボソウのようだ。
 そういえば、散策路を歩いているときにサンコタケを初めて見つけた。写真をクリック!

ヒロハトンボソウ サンコタケ

 午後からは文化的景観の保存・活用事業に係る打ち合わせ。
 その他事務仕事など。

6月28日(火)
 午前中は「中標津の植物を知ろう会」で緑ヶ丘森林公園へ行き、今時期の花などを11種観察する。
 左からチョウセンゴミシ、コケイラン、クジャクシダ。写真をクリック!

チョウセンゴミシ コケイラン クジャクシダ

 先日世話人の粟野さんから教えてもらい、写真を撮り忘れていた不明のラン科の植物を再度見に行こうと思っていたが、どうにも見つからない。
 仕方ないのでもう一度連れて行ってもらおうと思っていたら、誰かに根こそぎ持っていかれたとのこと。
 いやはや一株しかないものを持っていくなよなぁ。写真を撮り忘れていたのが悔やまれる。

 午後から事務仕事の間を縫って、郷土館に用足しに行ったり、昨日仕掛けたベイトトラップを覗きに行く。
 オサムシはヒメクロオサムシとアオカタビロオサムシの2種で6匹。その他ヒラタシデムシ9匹、エゾマイマイカブリ1匹、ミヤマハンミョウ1匹、その他小さなゴミムシと幼虫類が入っていた。
 ちょっとした環境の差で入り方が違うものだ。

 今日、緑ヶ丘森林公園で今年初のウスバシロチョウを見た。例年よりも10日以上も遅いようだ。

6月27日(月)
 午前中は各種事務仕事。
 午後からは小雨の中ベイトトラップを仕掛けに行く。
 このトラップは、オサムシやゴミムシその他の地表徘徊性昆虫を捕獲するもので、プラスチックコップに誘引餌を入れて落ちるのを待つ、というつまり昆虫用の落とし穴である。
 とりあえず天気もよろしくなかったので近場の公園内だけにし、3箇所に各10個づつ仕掛ける。
 どんなのが入るのか楽しみだが、オサムシ、ゴミムシ、シデムシ、その他何かの幼虫、それにカエルなども入る。中でもシデムシが一番多く入るようだ。
 なまら臭い!、というのが玉にキズ。
 写真はヒメクロオサムシとセスジアカガネオサムシ。写真をクリック!

ヒメクロオサムシ(出村孝弘氏撮影) セスジアカガネオサムシ(出村孝弘氏撮影)

6月26日(日)
 昨日、今日と緑ヶ丘森林公園へ行った。
 「何かないかなぁ」という軽い気持ちで歩いていると、カラマツ林内の散策路の脇に白い花をつけている植物を6株見つけた。
 ラン科らしいのだがその場では分からなかったので、写真を撮り自宅に帰って調べてみると「ササバギンラン」ということが分かった。
 郷土館の一覧を確認してみても載っていないし、「植物を知ろう会」の世話人である粟野さんに聞いても「見たことない」とのことだった。
 見つけた場所は二人とも全然行かない場所ではないのだけど、こういうのはめぐり合わせなんだろう。
 で、昨日はまだ開花というには早すぎたので、今日も行ってみた。
 ひとつだけしっかり咲いているものを見つけたので写真を撮る。しかし今日も蚊が酷かったなぁ。
 その帰り道、またもや人の行かないようなところを歩いていると、今度も同じラン科でタカネトンボと思われるものを見つける。
 この種は高地に生え、自分もクテクンの滝のさらに上にある第7の滝の上でしか見たことがなかったのだ。ただしこれも蕾状態。
 今週中に、ベニバナマシャクヤクの写真撮り、不明のラン科4種を確認しにいかねば。写真をクリック!

ササバギンラン タカネトンボ?

 郷土館で飼育しているエゾサンショウウオがデカくなってきている。  今24匹程いるが、手足も揃って順調だ。

 夕方、知り合いから「ジムグリを捕った」と連絡があった。
 聞くと養老牛であるという。そういえば去年捕った場所と近いなぁ。写真をクリック!

エゾサンショウウオ ジムグリ

6月25日(土)
 昨晩もコウモリの調査。
 今回は前々回にボウズだった並美ケ丘でのリベンジ。
 網を3箇所で6枚張り、その結果9頭の捕獲に成功した。
 今回は数ともかく4種類も捕獲できた。それらは、ウサギコウモリ、コテングコウモリ(中標津で初捕獲!)、ヒメホオヒゲコウモリ、そして道内でも24例目の捕獲となるノレンコウモリ(中標津で初確認&初捕獲!)である。
 顔の感じがそれぞれ違うでしょ。写真をクリック!

ウサギコウモリ コテングコウモリ ヒメホオヒゲコウモリ ノレンコウモリ

 コウモリ調査の際には軍手が活躍する。
 網にかかったコウモリを外し、やさしく握ったままペロンとひっくり返す。そして手首の部分を縛っておけば一頭づつの収納袋になるのだ。その後、計測&リング付けまでそこにいてもらうことになるが、呼吸もできるし暗くて安心する。
 それとその中にした糞もとっておくのだが、目の粗い軍手は糞が転がり落ちることもなく扱いも楽だ。
 さらに、咬まれる事もある。しかしコウモリの歯は軍手を通さないので全く問題がない。
 うまいことを考えたものだなぁ。
 ウサギコウモリ、コテングコウモリ、ヒメホオヒゲコウモリはよく咬むと聞いていたが、本当にそのとおりで一生懸命軍手を咬んでいた。

6月24日(金)
 昨晩はコウモリの調査。
 午後7時半〜9時の間に網を張り、カグヤコウモリ5頭、ヒメホオヒゲコウモリ5頭の計10頭を捕獲し、リングをつける。
 その他、網にはミヤマクワガタのオスもかかる。ここのところ暑かったからなぁ。
 それと準備をしているときに、道路脇のやや湿った窪みでエゾサンショウウオの成体が見つかる。
 今年は産卵場所をずいぶん見てきたのに成体はさっぱり、という状態だったが、思いがけないところにいたものだ。
 産卵場所と考えられる水場からかなり離れた場所なのに、である。
 写真は2枚ともカグヤコウモリ。捕まって騒いでいるところと、ちょっと疲れてしまったのかクッタリしているところ。写真をクリック!

暴れるカグヤコウモリ お疲れ顔のカグヤコウモリ

 日中はほとんどが事務仕事。
 郷土館にちょっと寄った時、飼育しているエゾサンショウウオの水槽の中を見てみると手足の出始めているものもあった。やはり飼育ものは早い。
 昨日、今日、明日と丸山公園ではゲートボールの大会がおこなわれている。
 会場から近いということで参加者がトイレを借りに来ることが多い。
 それはまぁ良くあることなので構わないのだが、エゾサンショウウオを飼っている水槽で手を洗っていくのは勘弁してもらいたいなぁ。(^_^;)

6月23日(木)
 今日は朝5時から「野鳥を知ろう会」。
 ちょっと人数が少なかったので車1台で設定ポイントをまわる。
 まず1箇所めの当幌へいくと・・・、あれ?、タンチョウがいる!。それもつがいのようだ。
 この設定ポイントは今回で4回目にして最終回なのだが、この場所で初めてタンチョウを見た。
 朝から何だか得した気分だね、と話していると、すぐ近くの農地にもつがいのタンチョウがいた。こちらにはヒナがいたようだが、自分の座っている場所からは見えなかった。う〜む残念。写真をクリック!

タンチョウ

 今日は、各種データ入力&整理、書類作成、昨日撮った写真をアップロードしたりする。
 特に野鳥の調査結果を考察するために、いろいろとデータをいじっていた。
 それにしても暑い!。朝はちょうどいい塩梅だったのだが、午後1時から2時間以上も30℃超とは尋常じゃない。
 まして教育委員会の生涯学習課は風の通りが悪いのだ。堪らん。

 そういえば昨日、自宅に吉川弘文館という出版社から『街道の日本史1 アイヌの道』という本が届けられた。
 この本の数ページ(P111〜117)を執筆させていただいている関係上、である。
 原稿を入稿したのは2001年。本当に出るのかと一時は疑いかけたが、4年目にしてようやくの発行となったのである。よかったよかった。写真をクリック!

「街道の日本史」

 夜はコウモリの調査。

6月22日(水)
 本日も晴れ、最高気温は26℃だった。
 午前中、開陽台の定点写真を撮りに行く前に、ベニバナヤマシャクヤクの開花時期が近いことを思い出したので、「植物を知ろう会」の世話人である粟野さんに連絡をとってみると、「今年は植物の開花が遅いことが多いから、どうかなぁ・・・。何、今行くんなら一緒に行ってあげるよ」とのこと。
 ということで、まず当幌地区へ行く。
 川の近くのヤブを少々歩きまわり、目当てのものを数株見つけた。しかしまだ蕾。来週また来よう。
 その後、開陽台で定点写真を撮り、そのすぐ横の開陽台牧場内の散策路に用事があったので寄る。
 ここではウスベニツメクサを見つける。自分は初対面。
 車に戻ると、その周りをギンイチモンジセセリが飛んでいた。あまり見かけないチョウなのでなんだか得した気分になる。
 帰る途中、28線の橋の下に寄ると、ここでもウスベニツメクサを見つける。そういえばリストにないはずだ、と写真を撮る。
 さらに道路沿いにあるアズキナシ、ミズキの写真を撮る。

開陽台から

 午後からは事務仕事。
 と、郷土館から電話が入り、「フキについて聞きたいという方が来館している」とのことだったので郷土館に行く。
 「フキについてったって・・・何???」と思いつつ行ってみると、農業改良普及センターの方であった。
 問題のものを見せてもらうと、確かにフキに似ているが葉に深い切れ込みが入っている。
 何だかわからないので、「そうだ、粟野さんなら知っているかも」と電話してみる。
 が、「ただいま電話にでることができません・・・」状態で連絡がつかない。
 お互いに何かわかり次第連絡する、ということとなった。
 で、電話を待っている時間を使って、郷土館で飼育しているエゾサンショウウオの餌用にオタマジャクシを取りに行く。
 これをちょうど採り終ったところで粟野さんから電話。
 「今、丸山公園から帰ってきたところだけど」。・・・あれ、すぐ近くにいたんだ。(^_^;)
 帰ったばかりで申し訳なかったが、再度足を運んでもらい、件のフキを見てもらうと、キョウブキという栽培種と教えてもらう。
 その後、いろいろ話をしていると、粟野さんもなんだかわからない植物があるんだそうだ。しかも通いなれた森林公園に。
 で、「行ってみるかい?」ということになり案内してもらう。
 それらは3種あり、ラン科、ユリ科のもの。だいたい見当はついているのだが、どうも確信が持てないのだという。
 自分も調べるために写真を撮って帰る。あ、3番目のやつの写真を撮るの忘れてしまった。
 そんなわけで、今日は粟野さんと植物三昧の一日であった。写真をクリック!

???ラン ???ラン

6月21日(火)
 晴れの日が6日目となり、最高気温も25℃を超えた。暑い。
 今日はどちらかというと役場内でデータ処理や文書作成などをしていることが多かった。
 外に出たのは午前中に野鳥と蝶の調査に行った時と、午後に郷土館へ物を届けた時くらい。

 午前中、丸山公園で何か撮り忘れていた植物はないか、と公園を一周したのだが、ここ数日の草刈でものすご〜くキレイに刈り払われていて、小山と花壇以外の草花は、木の根元に残るクロユリとか池の縁のキショウブ、それと「何でこれだけが残されてるの???」という一部分だけであった。それとカキドオシとセイヨウタンポポ。
 ちょっと前までたくさんあった花たちはほぼ皆無。種をつくるどころか花すら咲かせられないのを目の当たりにしてちょっとカナシクなる。
 公園の隣りにある堤防はたくさんの人が散歩をしながら季節の花々を楽しんでいる。せめてその近くとか、人が歩かないような場所は刈り残しておけないものだろうか。
 それに、今日「丸山公園の植物」というチラシが完成したのだが、この状態では載っている花のほとんどが来年まで見れないではないか。orz。写真をクリック!

マガモ ヤマキマダラヒカゲ

6月20日(月)
 曇りながらも朝から20℃が続く。
 午前中は、各種データ入力やホームページの更新をし、区切りがついたところで昨日見つけたエゾサンショウウオの卵塊の場所をGPSで記録しに行く。それにしても森の中は風もなく蒸し暑かったなぁ。しかも歩みを止めればヤブ蚊地獄!。
 その後、郷土館に資料を寄贈したいと連絡をくれた方のお宅に行く。
 よく知っている方なので話し込んでいたら、庭をエゾリスが横切っていった。
 聞くと5〜6頭のエゾリスが毎日顔を出すのだと言う。
 触れるほどではなかったが、2mくらいまで近づいてくる。かわいい。
 午後からは文化的景観関係の打ち合わせ。写真をクリック!

エゾリス  

6月19日(日)
 晴天が5日目となる。
 道立ゆめの森公園に行くことがあったので、散策路をブラついていたらエゾサンショウウオの卵塊を見つけた。
 かなり時間が経ってしまったものだったが、とりあえず8個は確認できた。
 数週間前に来ていたらもっとしっかり数の把握ができたのだろうが、この川沿いにはすでにサンショウウオの生息を確認していたので、逆にノーマークだったのだ。来年はもっとしっかり見てみよう。
 散策路は水辺に沿っているので、エゾイトトンボがそこいらじゅうに飛んでいた。写真をクリック!

サンショウウオの卵 エゾアオイトトンボ

6月18日(土)
 今日はプライベートで知床方面へ行ってきた。
 天候にも恵まれ、いい写真がたくさん撮れた(と思う)。
 写真はキアゲハとエゾカンゾウ。どっちも中標津で撮れるものだなぁ。(^_^;)
 ちなみにキアゲハは羅臼町で、エゾカンゾウは斜里町ウトロの高台で撮ったもの。写真をクリック!

キアゲハ 斜里町ウトロのオロンコ岩の上にてエゾカンゾウを撮る

6月17日(金)
 今日も晴れ。これで3連チャンになる。
 午前中、防風林内における林床植物の調査のため、開陽地区の格子状防風林内を歩き回る。
 それにしても蚊がすごい。野帳に種名を書き込むために立ち止まると、顔の周辺だけで数十匹の蚊が「血ぃ吸うたろか」と群がってくる。
 超音波で蚊を寄せ付けないタイプの虫除けを携行していたのだが、効き目は気休め程度。
 林から出てくると、キアゲハやアカマダラ、ヤマキマダラヒカゲの他、10種程のチョウがいた。それと今日羽化したばかりだろうか、弱々しく飛ぶモイワサナエもいた。
 役場に帰る途中、野鳥の調査ポイントへ行き11種の鳥を確認する。写真をクリック!

アカマダラの春型 モイワサナエ

 午後から緑ヶ丘分館の修繕工事を見に行くついでに、道立ゆめの森公園のパークゴルフ場にある調整池に寄ってみた。
 こちらではヨツボシトンボが元気に、そしてこれも今日羽化したのかエゾアオイトトンボが弱々しく飛んでいた。

6月16日(木)
 オープン当初に目標としていたホームページのカウンタが、2年と2ヶ月ちょっとで25,000HITを超えた。
 皆さんありがとうございます、今後ともご贔屓に。

 昨日よりも風があって少し涼しく感じたものの、本日も晴天。日差しが強かったなぁ。
 最近、自然系の調査をすることが多いので、このサイト内の「いきもの一覧」に新規確認種としての追加や、写真の差し替えすることが多い。
 そんな作業を2年間もやっているので、ずいぶん写真も増えただろうと思いフォルダを確認すると、「いきもの一覧」に使っている写真だけで1,008枚もあった。我ながらその枚数に驚く。

 左の写真は、緑ヶ丘分館の屋根の塗装修繕の様子。
 右の写真は、先月末に山間部で採ってきたエゾサンショウウオ。順調に育っている。写真をクリック!

修繕の様子 エゾサンショウウオ

6月15日(水)
 今日はセミも元気に鳴くようなお天気。
 午前中、俵橋方面にあるワタスゲの写真を撮りに行く。
 時期が違うのか、埋めたてによるものかわからないが、何だか年々元気がなくなってきているように見える。写真をクリック!

ワタスゲの群生地

 午後からは野鳥と昆虫の調査のため緑ヶ丘森林公園へ行く。
 道中、ヘビの昼寝やミンク(多分)が川を泳いでいるのを見かける。
 花も遅れてはいるものの順調にその数を増やしているようだ。
 左からエゾムラサキ、オドリコソウ、クサノオウ。写真をクリック!

エゾムラサキ オドリコソウ クサノオウ

6月14日(火)
 今日の午前中は「中標津の植物を知ろう会」。
 昨日根室の近藤学芸員に教えてもらったのだが、モモジロコウモリのねぐらが会の集合場所近くにあるので写真を撮りに行った。
 見ると4cm程の隙間に入り込んでいる。100〜200頭はいるだろうとのことだが納得。写真をクリック!

モモジロコウモリ

 知ろう会では、メンバーの情報交換後、緑ヶ丘森林公園、丸山公園を歩く。
 どんどん花が咲く時期に入ってきたため、場所を移して「これは○○、これは△△」となかなか慌しい。
 そんな中、丸山公園でヒナを引き連れたオシドリを見た。いや〜めんこい。写真をクリック!

植物を知ろう会 オシドリの一行

 それと、今日はキノコも目についた。
 左からヌメリスギタケモドキ、アミガサタケ、アミスギタケ。写真をクリック!

ヌメリスギタケモドキ アミガサタケ アミスギタケ

6月13日(月)
 昨日、今日と天気が悪い。なんだか5月に戻ってしまったような感じ。
 午前中は先週末に新規確認した種のデータを調べたり、ページへの追加をおこなう。
 午後からは事務仕事や打ち合わせであった。

 西町を車で走っていると、一生懸命ノゴマが鳴いているのが見えた。
 が、今日はたまたまいつもの10倍ズームのカメラではなく、3倍ズームの160万画素しかないマクロ用のカメラしか持っていなかったのであった。
 「こんな時に限って」というやつだ。だから写真もイマイチ。

ノゴマ

 今晩はコウモリの調査

6月12日(日)
 昨日のコメツキムシが気になって更に調べたら、ニホンフトヒラタコメツキ(写真左)ではなく、チャイロヒメコメツキ(写真右)と判明。
 似ているけど触覚が違うのだ。
 ※写真は保育社の「原色日本甲虫図鑑」のものです。写真をクリック!

保育社「原色日本甲虫図鑑」より

 今日はナガメというカメムシの仲間を捕まえた。
 名前のとおり体が長い、わけではなくて「菜の花につくカメムシ」という意味だ。
 持ち帰って調べたのだが、目立つ模様なのですぐに同定できた。こんなに簡単に見つかる種なら“いきもの一覧”に入っているだろうと思っていたら名前がない。これまた初確認種。
 昆虫、特に甲虫は世界中でべらぼうに種類数がいるので、中標津でも本格的に調査をおこなえば、毎日のようにページの更新が必要になるだろう。
 それにしても、誰か虫好きで調べることの好きな人いないかなぁ。写真をクリック!

ナガメ

6月11日(土)
 昨日、郷土館の近くにいたコメツキムシを捕まえたので(体に止まっただけなのだが)「なんて名前かな〜」と軽い気持ちで同定に取り掛かった。
 すぐに分かるだろうとタカをくくっていたが、あちこち本を調べたりインターネットで検索してもなかなか分からない。
 しばらくして「ニホンフトヒラタコメツキ」という長い名前の種であろう、ということが分かった。
 今まで町内で確認されていたコメツキムシは3種だけで、それらとはどう見ても違うのことから初確認種ということになるだろう。
 それにしても、いやはやコメツキムシってずい分たくさんいるんですなぁ。写真をクリック!

ニホンフトヒラタコメツキ

6月10日(金)
 今日は朝5時から「中標津の野鳥を知ろう会」。
 町内に設定した5箇所のポイントで鳥の記録をつけていく。
 これで調査形式は3回目になる。ようやく暖かくなってきていい感じではあるが、木の葉が繁って鳥が見えづらくなるし、ペアになったためさえずりが少なくなったことから確認できる鳥の種類、数ともに減少している。

 午前中、資料の寄贈関係で連絡のあった豊岡地区の農家へ行ってきた。
 見ると敷地内にいわゆる郷土資料があちこちで目につく。それもハンパな数ではない。
 聞くとご主人が郷土館にあるような古いものが好きで集めていたものだという。
 今日はとりあえず下見に行ったのだが、いやはやその量に驚いてしまった。
 ちゃんと展示すれば私設の郷土館ができてしまうくらいだ。

 午後から植物の写真を撮りにちょっとだけ山方面に行く。
 蚊とブヨが多くて閉口する。
 とりあえず目当てのものはキチンと咲いていたのでスバヤクカメラに納めて役場に戻る。

 昨日、一昨日と暖かい割には郷土館の周辺でヘビが出てこなかっただが、今日だけで5匹も出たそうだ。
 こないだまでで7匹捕ったんだから計13匹、スゴすぎる。
 あの公園の小山にはどれだけいるんだろう、もし巨人が現われてあの小山をひっくり返そうものなら、大ヘビ小ヘビがニョロニョロウジャウジャと絡まってドッチャリ・・・。ヘビ嫌いの方すみません。

 下の写真は、今日撮ったスミレとキバナノコマノツメの花のアップ。写真をクリック!

スミレ キバナノコマノツメ

6月9日(木)
 4月25日にアオイスミレを見てから今日までで10種類のスミレを確認した。
 あと2種類の写真を撮ればとりあえずコンプリートだ、と思っていたら、今日はアカネスミレを初めて確認。しかも緑ヶ丘森林公園内の散策路、つまりよく歩く道すがら、である。
 本当にこういうのはめぐり合わせってやつだなぁ。出会うときは出会うし、探しても出会わないものは全くダメってことがよくある。
 下は今日撮ったもので、左からアカネスミレ、エゾノタチツボスミレ白色型、シロバナスミレ。
 あとはタチツボスミレとサクラスミレだけど、どこにあるんだろ?。情報求む!。写真をクリック!

アカネスミレ エゾノタチツボスミレ(白色型) シロバナスミレ

 昨日、今日と郷土館周辺でヘビは出ていないようだ。
 かなり暖かかったのでもしかすると、と思ったが、こないだで7匹も捕ったのが功を奏したのだろうか。

6月8日(水)
 郷土館でエゾサンショウウオを育て始めて数日が経った。
 いくつかは無事卵から出て元気に泳いでいる。
 どこまで育つかはわからないが、しばらく飼ってみるつもり。
 玄関においてありますので、興味のある方は見に来てくださいね。

エゾサンショウウオの卵 

 午後から調査で養老牛の林道に入った。
 町内でも一番山奥まで行けるパウシベツ林道にも行ったのだが、標高が高いのでまだ桜が咲いていたり、雪が残っていたりした。

パウシベツ林道終点

 その他、今日養老牛の裏温泉でエゾハルゼミの初鳴きを聞いた。ここ数年6月1日前後に聞いていたが、1週間程遅れているようだ。
 それと、丸山公園から山間部まで広い範囲でミヤマカラスアゲハの春型を見た。これも若干遅れ気味だなぁ。

6月7日(火)
 今日は「植物を知ろう会」。  会員に渡す資料があったのでいつもより早く集合場所に行った。
 ・・・。
 誰も来ないんですけど。
 もしかして、と思い、世話人である粟野さんに電話して「先生、もしかして知ろう会って来週だったっけ?」、「そうだよー、14日」・・・あれ?(^_^;)。
 いや実は、ということで色々話しをしていたら、粟野さんはこれからオオバナノエンレイソウの群生地と、セイヨウタンポポの畑みたいな場所の写真を撮りに行く、というのだ。
 ちょうどよいので同行させてもらった。写真をクリック!

オオバナノエンレイソウ セイヨウタンポポ

 今年も帯化したタンポポを見つけた。
 今日見つけたのは3つの花がひとつになったもの。
 う〜む相変わらず不気味だ、と思っていたら、オオバナノエンレイソウにも2つの花が一ケ所から出ているものがあった。何なんでしょうなぁ。写真をクリック!

帯化したセイヨウタンポポ 2つの花が一緒に出たオオバナノエンレイソウ

 午後からは埋蔵文化財保護の事前協議に関係する遺跡の所在確認調査。
 協議者と一緒に現場へ行き、現地踏査をするのだ。
 で、その場所は特に問題のない場所だったので、帰ってきてからすぐに書類作成等の事務仕事をする。

6月6日(月)
 今ひとつ気温が上がらないものの、本日は貴重な晴れの日。
 朝一番で溜まっていたメールの対応を済ませ、野鳥の定点調査を5箇所と開陽台からの定点写真を撮りに出かける。
 全部終了した時点で昼食時間となったので、自宅に寄り、開陽台から撮った写真の合成を済ませる。
 午後からは郷土館にて寄贈資料の受け入れ等をし、ついでに丸山公園の野鳥調査もおこなう。
 その後、役場に戻って文書作成、写真の整理、蝶や野鳥のデータ入力、明日の「植物を知ろう会」の準備、ホームページの更新などをしているうちに一日が終わってしまった。

エゾクサイチゴ エゾノタチツボスミレ フデリンドウ ミツバツチグリ

6月5日(日)
 昨晩のコウモリ調査は、以前にもウサギコウモリ、カグヤコウモリ、ヒメホオヒゲコウモリが捕獲されている緑ヶ丘森林公園内の散策路でおこなった。
 網を5枚貼り、バットディテクター(コウモリの超音波を音波に変換する機械)の音に耳を澄ませる・・・、が反応がない・・・ない・・・ない。ビタ1文ない!。
 5分おきに網を直接見に行くが、当然かかってない。他の場所でも反応は1回づつだったという。う〜む。
 で、反応もないまま調査は終了。
 結局、他の網にヒメホオヒゲコウモリが一頭かかったのみというサビシイ結果だったが、いやいや1頭だけでもかかってよかった〜。
 とにかく寒かったことが原因だろう。気温は6℃以下で虫すら飛んでいないのだ。おかげで待っている間は快適であったけれど、餌が飛ばなければコウモリだって飛ばないものなぁ。写真をクリック!

網 ヒメホオヒゲコウモリ

6月4日(土)
 先日のコウモリ調査で、丸山公園の上流側にある水門からコウモリが続々と出てきていたので、道路をくぐっている川の天井にはコウモリが鈴なりにぶら下がっている可能性が高い、とコウモリを研究している根室の近藤学芸員から教えてもらった。
 確かあそこなら入れたはず、と思い、さっそく潜入調査に行く。
 暗く足元の見えない川はなかなかスリルがある。それでもそう深い場所はないはずなので全体に目を走らせる・・・が、それらしき姿は一切見当たらない。
 おかしい、あんなに出てきてたのに・・・。
 と、出口付近の壁の両側に丸い排水溝を見つけた。残念ながら写真に写る場所にコウモリはいなかったのだが、ここなら確実に3桁を超える数がいるだろう。
 今夜は緑ヶ丘森林公園でコウモリ調査。

天井の上は道路 この中にコウモリがいるはず

6月3日(金)
 今日は「道東3管内博物館施設等連絡協議会総会」という長〜い名前の会議があったので釧路に出張。
 会場は釧路市立博物館である。
 その裏手に岩石園や植物園があるので、あわよくば写真を撮ろうと少し早めに行ったのだ。
 が、こんな時に限ってカメラを忘れてしまった。それも自宅にではなく、役場の駐車場に置いた自分の車の中に、である。あ〜ぁ・・・。
 気を取り直して行ってみると、案の定撮ろうと思っていた花達が咲いているではないか。
 いやはやガッカリ感も倍付けである。
 ためしに30万画素しかない携帯電話のカメラで撮ってはみたが、曇天で風のある中では全然ダメ。
 いつも釧路に行くときは国道272号を通り、帰り道はシラルトロ湖や塘路湖のある標茶方面を通って行くのだが、今日はカメラもないので、行きと同じ道で帰ってきたのであった。

釧路市立博物館

6月2日(木)
 今日も晴れ。そのおかげか春のチョウたちも姿を現しはじめ、花の種類も増えてきた。
左がキアゲハ、右がアイヌタチツボスミレ。

キアゲハ アイヌタチツボスミレ

 午前中、郷土館の管理人さんから「カラスヘビ(シマヘビの黒化型)が郷土館の庭にいます」との連絡が入る。
 玄関に近い場所のため入館者に迷惑がかかってはマズイということで捕獲。
 捕まえたカラスヘビはまだ子供のようで、頭の大きさも小指程度。
 とりあえず小さな昆虫用のケースに入れ、「じゃあ、役場に戻ります。もしまた出たら連絡して」と言い、ふと物置に目をやると、今度はムギワラ型(シマヘビのシマの少ないタイプ)がいるではないか。
 そういえばカラスヘビを捕ったときに左の方で何かが動く音がしていたからなぁ。
 ということで、それも捕まえまたもや小さいケースに何とか入れ、「じゃあ、今度こそ役場に戻ります(笑)」と戻ろうとすると・・・、あれ!?・・・またいるぞ!!!。
 さっきと全く同じ場所にまたもやムギワラ型がいるではないか!。
 今度はさっきより大きめで約1m。これも捕まえて「狭くてスマンなぁ」と言いつつケースへ入ってもらう。
 こんなに短時間で3匹も出るなんてなぁ珍しいなぁ、などと思っていると、3時半過ぎに「また出ました。今度は玄関前です」との連絡が入る。
 行ってみると今度はちょっと小さめの普通のシマヘビ。捕まえて持ったまま池まで移動し(人気がなかったからね)放してやったのであった。ヤレヤレ。
 そういえば5月20日にもここで3匹を捕っているので、この2週間で計7匹になる。
 あとどれくらいいるのかなぁ、もうしばらく出なくていいぞ。(^_^;)写真をクリック!(キライな人は無理しないこと)

出てもダイジョブかな? 押し合いへしあい

 そういえば、ここ数年6月1日になると決まったようにエゾハルゼミの鳴き声を聞いていたのだけど、昨日は聞かなかったなぁ。
 今日は一番暖かい時間帯に役場内にいたから聞きようもないし・・・、誰か聞いたかな。

6月1日(水)
 寒い寒いといっているうちに今日から6月。
 久しぶりに朝から太陽が出る。このまましばらく晴れてくれないものだろうか。
 朝一番で、南中標津の墓地(国道272号と南1号線の交点付近)で熊が目撃された、との情報が入る。
 一昨日計根別で目撃されたヤツだろうか。

 用事があって郷土館に寄ると、今日も朝からシマヘビが出たそうだ。
 最近寒かったからお腹がすいてるんだろうなぁ。
 下の写真は丸山公園内のスミレの群落。写真をクリック!

オオタチツボスミレの群落

 午後からは両生類の調査で俣落方面へ行く。
 エゾサンショウウオの産卵場所を8箇所発見したのだが、そのうちの1箇所は凄かった〜。
 少な目に数えても卵塊が200個以上あるのだ。もちろんこれまでの調査でも随一。
 平地ではあまり見かけなが、山にはたくさん生息してることが今年の調査でよ〜くわかった。
 これまでに600個以上の卵塊を見てるし、もうこの調査は行かなくてもいいかな。写真をクリック!

エゾサンショウウオの卵塊

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