6月に入り、野の花も種類を増してきました。
草むらで可憐なスミレの仲間を見かける時期になってきました。
これまでに根室管内では16種のスミレが確認されており、中標津町内ではアオイスミレ、ツボスミレ、アイヌタチツボスミレ、タチツボスミレ、エゾタチツボスミレ、オオタチツボスミレ、キバナノコマノツメ、オオバタチツボスミレ、シロバナスミレ、スミレ、ミヤマスミレの11種が見つかっています。しかしスミレについてはあまり詳しく調べられていないため、今後も確認種が増える可能性があります。
スミレの見分け方は、花の色、地上茎の有無、葉の形、毛の有無、がくの形などの細かな違いをしっかり確認することが必要で、それらを覚えるのが一苦労ですが、うっかりすると踏みつけてしまうようなスミレをルーペで覗くと、その美しさとそれぞれの個性に驚かされます。
なお、花壇を彩るパンジー(三色スミレ)はヨーロッパの野生のスミレから改良されたものです。