3.胸骨圧迫

胸骨圧迫(成人・小児の場合)

1.押す位置

胸の真ん中

2.手の置き方

 押す位置に片方の手の付け根を置き、もう一方の手を重ねて置きます。(小児は片手でもかまいません)

3.押し方(強く速く絶えまなく)

 手の付け根の部分に体重をかけ 、胸胸が少なくとも5cm沈むように圧迫します。

 1分間に少なくとも100回のリズムで30回圧迫します。
 圧迫と圧迫の間(圧迫を緩めている間)は、胸がしっかり戻るまで十分に力を抜きます。

胸骨圧迫(乳児の場合)

1.押す位置

乳頭と乳頭を結ぶ線の少し足側

2.手の置き方

2本指で押します。

3.押し方(強く速く絶えまなく)

 2本指で押します。

 1分間に少なくとも100回のリズムで30回圧迫します。
圧迫と圧迫の間(圧迫を緩めている間)は、胸がしっかり戻るまで十分に力を抜きます。

心肺蘇生法

1.胸骨圧迫を30回続けたら、人工呼吸を2回行う。
2.この胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせを絶え間なく続ける。
 
  • 胸骨圧迫を続けるのは疲れるので、もし救助者が二名以上いる場合は、1~2分間程度を目安に、胸骨圧迫の役割を交代するのが良いでしょう。
 
  • 心肺蘇生を中止するのは次の場合です。
  1. 救急隊に心肺蘇生を引継いだとき。
    (救急隊が到着してもあわてて中止せずに、救急隊の指示に従ってください)
  2. 心肺蘇生を続けているうちに傷病者が目を開けたり、普段どおりの呼吸を始めた場合。