平成30年6月16~18日(北方四島交流事業ファミリー訪問団受入)

1日目

歓迎式

 6月16日、ロシア人ファミリー訪問団が中標津町に到着しました。
 中標津町役場にて、ロシアの風習「フレップ・イ・ソリ」(パンと塩)で訪問団を出迎え、その後歓迎式を行いました。


町長と握手を交わす


訪問団代表 ヤロヴォイ氏


 町民憩いの広場


「友好の証」を前に記念撮影

施設見学


 施設見学では、最初にゆめの森公園を訪れました。屋外で遊ぶ子どもの姿や笑顔で見守る大人たちの姿が見られました。

 また、他の来園者の方と一緒に写真を撮ったりして、楽しく交流していました。
 
 
椎茸菌床栽培施設では、椎茸の生産工程について説明を受け、実際に菌床を作るところを見学した後、収穫と試食を体験させていただきました。
 
 水耕栽培施設では、リーフレタスやクレソンなどを栽培しているハウスを見学し、一面に広がる青々とした野菜に目が離せないようでした。

 施設見学の後は、市街地散策として町内のお店を訪れ、1日目を終えました。

2日目

総合体育館


 2日目は総合体育館の見学から始まりました。
 メインアリーナやトレーニングルームなどについて説明を受け、訪問団からは利用者数や利用されている種目についてなど質問が出ていました。

少林寺拳法体験

 見学後、多目的室にて住民交流会を開催し、少林寺拳法の体験活動を行いました。少林寺拳法北海道標津地区拳友会クラブの坂本さんを講師に迎え、技の実演や護身術の指導をしていただきました。


訪問団員とペアを組み


技の実演をする坂本さん


子どもたちも嬉々として取り組んでいました。

意見交換会

 体験活動終了後、子どもたちはプールに移動し水泳体験を行いました。
 大人の方は会議室へ移動し、「住みやすいまちってどんなまち?」をテーマにホームビジット受入家庭の皆さんと意見交換会を行いました。中標津と北方四島のお互いのまちのことなど様々なお話をしていました。

視察・散策

 意見交換会終了後、子どもたちと合流してから昼食をとり、「からくりおもちゃ館を訪れました。たくさんのからくりおもちゃを前に、大人も子どもも興味津々の様子。

 その後、中標津町郷土館・丸山公園を訪れ、開拓時に使われていた道具などの資料を見学し、公園内を散策しました。

対面式~ホームビジット

 役場にて、ロシア人訪問団とホームビジット受入家庭の対面式を行い、いよいよホームビジットのスタートです。

 ホームビジットでは、訪問団9家庭が日本人受入家庭のご自宅を訪ね、日本文化である書道や折り紙などの体験活動をしたり、商店や公園を一緒に散策して普段の生活風景に触れるなど、各家庭で様々な交流をしています。

夕食交流会

 ホームビジットの後、ロシア人訪問団とホームビジット受入家庭の方に参加いただき、千島連盟中標津支部の佐藤支部長による乾杯の挨拶で夕食交流会が開催されました。

 千島連盟中標津支部より訪問団へ記念品の贈呈があり、その後ビンゴ大会を開催し、一喜一憂しながら楽しい時間を過ごしました。

 最後には、訪問団の代表から挨拶があり、友好交流の大切さについて話していました。
 

3日目

見送り

 6月18日朝、訪問団が中標津を出発する時が近づいてきました。

 出発の時間に合わせて、ホームビジット受入家庭の皆さんも見送りに来てくださいました。お別れの際には、「また来てね」「今度は私がもてなすからね」と再会を願う声や、「ありがとう」「楽しかった」と感謝の声も聞こえてきました。

 中標津での日程を終えた訪問団は、同じく標津町、別海町、羅臼町を訪れた他の団と合流して根室市に1日滞在したのち、19日に四島への帰路につきました。


曇り空での出発になってしまいましたが、


見送りに来てくださったビジット家庭の皆さんと1枚!

おわりに

 歓迎から見送りまで、視察や散策、ホームビジットなど、北方四島交流ファミリー受入事業にご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

 ホームビジットの受入家庭や受入に協力していただける方を募集しています。
 興味のある方は、「企画課 北方領土対策係」までご連絡下さい。