第6回研究会結果

日時

平成19年7月11日(水) 19:00~21:10

場所

中標津町役場 3階 302会議室

出席者

14名 (町民委員5名、町職員4名、ファシリテーター:東田秀美氏、オブザーバー1名、事務局3名)

会議次第

  1. 開会
  2. 議題
    (1)視察研修報告
    (2)前回の話し合いの振り返り
     [1]その他の情報提供システムについて
    (3)具体的な解決策について
     [1]その他の情報提供システムについて
      ウ 最新の行政ニュースが即時に分かるようにする。
  3. その他
    次回の研究会について
  4.  閉会

配布資料

結果概要

オブザーバー紹介
 北海道企画振興部地域振興・計画局の地域づくり支援室 福原主任がオブザーバーとして参加しました。
オブザーバー挨拶
 7月に異動になり地域力形成実践事業ということで、参加させていただいております。
 まちづくり、NPO、市民活動といったものに関する新聞記事などは、出ない日がないというくらい、今まさに注目されています。
皆様市民の方々の活動、町を良くしていきたいという思いとか、地道な活動というものが、現状においてすごく重要になってきている、注目されている、役割は大きくなってきていると感じております。
 北海道としては平成17年度から3年間にわたりまして、地域力といったもの、まちづくりといったものを、お手伝いさせていただく事業をしておりますが、今年度で終わるのですけども、私も7月に変わったばかりで、皆様の足元にも及ばないですが、知識・経験については、全くいちから始めるといった状況でございますので、早急に勉強させていただきます。
 また、来年度以降、北海道としましても、少しでもお役に立ちたいと思っております。

2 議題

(1)視察研修報告
  • 視察に参加した委員1人ひとりから各施設の報告(感想)をしてもらいました。
1.札幌市市民活動サポートセンター
  • センター機能の考え方、市民サービスの具体的手法などに十分参考にできるものがある。
  • 複合施設ということもあり、大きくて立派な施設。
  • 世間で言われる「市民活動に対する支援」の基本的スタイルがよく分かる施設。
  • 設立までの流れ、現在においても市民の声が反映している。
  • 登録団体数、利用状況などに圧倒された。
  • サポートセンター、男女共同参画センター、消費者センター、環境プラザと4施設が、それぞれの役割や機能を持つ複合施設の利点がいかされ有効利用されている。
  • 事務ブースが印象的。(小さく仕切られた部屋がたくさんあった。)
  • 規模が大きな施設は維持管理費に多くのお金がかかるので節約に苦労している。
  • 地域の施設というよりは、中核施設。他の施設との連携、情報交換も必要。
2.江別市民活動センター・あい
  • 市民活動している方々の熱意と情熱と実行力によりできた組織ということで、参考にしたい組織。
  • 小さな施設のため、中に入れば全員の顔が見えてアットホームな雰囲気であった。
  • 江別市では、関係する市民団体が参加し「拠点が必要」という総意があったが、中標津町では、まだ市民団体のネットワークや総意が形成されたわけではないという違いがある。
  • この施設・組織は、手作りという感じで、自分達の居場所を守っていこうとする意識を強く持つことを感じた。
  • 地域密着型のセンターであり、大変参考になる施設。
  • 施設設置検討の段階から、市民が主導する形で運営も行っている。行政からはアドバイス程度、民設民営のまさに手作り。
  • 市民と行政のパートナーシップができているから維持できていると感じた。
3.NPO法人北海道NPOサポートセンター
  • NPO法人の作り方支援やNPOの情報などが充実していて、今後、中標津町でNPOを立ち上げるときにはお世話になる組織だと思う。
  • 豊富な知識と経験から、事例を紹介していただき参考となった。
  • NPO活動、市民事業の活性化のため、さまざまな支援やサポートをしている。
  • このセンターは中間支援センターで市民の方が来て利用する施設ではない。
  • 全道エリアであるため、各地の情報を聞くことができる。
4.市民活動スペース「アウ・クル」
  • 市民活動から得た経験、人脈等を活かした新しい建物管理手法となっている。
  • 当町も将来、NPO活動が盛んになったとき参考となる事例。
  • 行政、地縁団体、関係団体、NPOが共有共存する複合施設。
  • 学校跡の利用で長屋的要素があり、団体相互のコミュニケーションを生んでいる。
  • 家賃を産みだすための、自主事業による自立をも決定的に促し「促進」の役割を果たしている。
  • この施設は、入居団体が大家と店子の関係ではなく、全団体が管理運営団体。
  • 市民団体にスペースと体育館を提供し、収益を上げて管理運営している。他の施設とは違い行政からの補助金はなく、逆に行政に家賃を払い自立した施設(団体)となっている。
  • NPO、サークルなどの利用団体がたくさんある大都市だからできる廃校利用。
5.北海道立市民活動促進センター
  • 市民活動の助成金について、タイムリーに情報が得られるところ。
  • 情報収集提供、相談、学習、育成、調査など多岐にわかる事業を行っているが、センターだけを利用した活動になっている。(しばりがあるため)
  • センター機能は他の施設と変わらないが、市民活動やNPOに関する講座を数多く実施していた。
  • 道内の市民活動を支援するセンターとして設置されたものだから、地方開催を実現してほしい。
(2)前回話し合いの振り返り
  •  前回打ち合わせした項目について、取りまとめの内容を確認し合意しました。
(3)具体的な解決策について
[1]その他の情報提供システムについて
「ウ 最新の行政ニュースが即時に分かるようにする。」の話し合いを行う時間しかなく、今回は1項目のみの話し合いとなりました。

※話し合いの内容を下記PDFの資料にて取りまとめています。