大切な子どものために、みんなで禁煙しませんか?

中標津町保健センター 健康推進課 母子健康係 眞田そのか
 最近は、タバコが吸える場所の減少やタバコ税の値上げなどの対策がとられており、禁煙への関心も高くなってきていると思います。タバコはがんなどの病気の原因といわれていますが、みなさんはタバコの煙が子どもに与える影響について知っていますか?
 妊娠中のタバコの影響としては、胎盤の血流量が減少し、赤ちゃんに十分な酸素が送られないことにより、流産・早産、低出生体重児(生まれたときの体重が2千500g未満の赤ちゃん)のリスクが高くなります。赤ちゃんが生まれてからも、乳幼児突然死症候群(元気だった赤ちゃんが事故や窒息ではなく眠っている間に突然死亡してしまう病気)や喘息などの誘因になるといわれています。
 表1は中標津町と全国の、妊婦さんと赤ちゃんのお父さんの喫煙率を比較したものです。どちらも全国より中標津町の方が2倍以上高い値になっています。また、妊娠中から3歳までの喫煙率を表したグラフ1では、お父さんの喫煙率は減少していますが、お母さんの喫煙率は増加している傾向にあります。この理由としては、もともとタバコを吸っていた方が妊娠中や授乳中は禁煙できていたのが、授乳が終わって吸い始めてしまうためだと考えられます。
 タバコを吸っている人の中には、家族に気をつかい家の外や換気扇の下でタバコを吸うようにしている人もいるかと思います。
 しかし、タバコを吸い終わった後、しばらくは吐く息にタバコの成分が含まれています。また、タバコの成分は洋服にも付着しており、ベランダのサッシや玄関のドアはタバコの煙を完全にシャットアウトできません。そのため、知らないうちに家族をタバコの被害にあわせてしまっているのです。
 禁煙しようと思っていても、いきなりやめることは難しいと思います。そこで、まずは本数を減らすことから始め、いろいろな禁煙方法が紹介されている中から自分に合った方法を実践してみてはどうでしょうか?
 大切な子どもが健康に育つように、またお父さん、お母さんも健康で子どもの成長を見守れるよう、家族みんなで禁煙を始めてみませんか?