2005年4〜5月の学芸員日誌
5月31日(火)
今日は月末なのでこのHPの各種修正、その他の事務仕事。
それとここしばらく名前のわからない植物が2つあるのでその調べものをする。しかしちょっと行き詰まる。
ひとつはこの辺で「ヤチハコベ(もしくはミズハコベ)」と呼ばれているもの。これの正式名称がわからない。もうひとつは山あいの沢で見つけた蘚類と思われるもの。
もし知っている方がいましたら教えてください。写真をクリック!
昨日のエゾキケマンのことを「植物を知ろう会」の粟野さんに話したら、「あぁ、あそこは毎年出るんだよねぇ。緑ヶ丘森林公園で見られるのはあそこだけだよ」と教えてもらう。
あれれ、去年は目に入らなかっただけなんだ。ガックシ。
昨日の話をもうひとつ。
昨晩、丸山公園でおこなったコウモリ調査についてである。
以前から丸山公園や標津川付近にコウモリがいることを聞いていたが、今回は初めて本格的な捕獲調査がおこなわれた。
近くの緑ヶ丘森林公園では、これまでカグヤコウモリ、ヒメホオヒゲコウモリ、ウサギコウモリが確認されていたが、丸山公園は池があるので、水辺に多いモモジロコウモリかドーベントンコウモリであろう、との予想であった。
実際やってみると次々と網にかかるのはモモジロコウモリばかり。ここにはドーベントンコウモリはいないのか、と思いかけていたところで、最後である10匹目はドーベントンコウモリであった。いやーよかった。
内訳はモモジロコウモリのオス5匹、メス4匹、それとドーベントンコウモリのメス1匹。どちらも昆虫食で人の生き血をすったりはしない(笑)。
羽を広げた大きさは25cm程、重さは7〜8g程である。軍手をしていれば噛まれても全然問題なし。よく見るとカワイイ顔をしているのだ。
メスの中には妊娠しているものもいるようで、お腹が膨らんでいた(体重も重い)。計測、撮影後リングをつけてその場で放す。
こんな市街地にもいるところにはいるのだなぁ。野球場の照明が点灯していたので、飛んでいるところが肉眼でもよく見えた。
左がモモジロコウモリ、右がドーベントンコウモリ(環境省では「絶滅危惧II類(VU)」※絶滅の危険が増大している種になっている)。写真をクリック!
5月30日(月)
午前中は町の監査委員による施設の現地調査があり、郷土館も対象に入っていたので本館・分館にて対応。
午後からは事務仕事。
その最中、午前中に緑ヶ丘森林公園の林の中で見た黄色い花があったのを思い出した。
なんだか気になって現地に行ってみると、それはまだ写真を撮っていなかったエゾキケマンであった。
去年の今頃、同じ場所でアイヌタチツボスミレを撮影していたけど、こんなに黄色くて目立つ花があったのなら気づきそうなものだけどなぁ・・・。
と、近くの木にカッコウが飛んできた。これもパチリ。
計根別中学校から中標津方向700m付近でクマが出たそうだ。
あの辺で出たというなら移動は当幌川の河畔林だろうか。
山菜取りのみなさんお気をつけください。
夜はコウモリの調査のためお仕事。
5月29日(日)
夕方、明日の仕事の関係で郷土館と分館に行った。
ついでに鳥の調査のため丸山公園を一周まわっていると、公園内ではアオイスミレ、ミヤマスミレ、ツボスミレに続いて、オオタチツボスミレが咲いていた。
毎日の曇天で季節感も時間の感覚も狂ってしまいそうだが、植物は着実に咲いてきているのだ。
5月28日(土)
昨日、このホームページのカウンタが24000HIT。つまり中標津町の人口を超えた。みなさんの御利用のおかげでございます。
開設当初は「町民の数を超えられれるくらい利用されるといいな」と漠然に思っていたのだが、25ヶ月と17日で達成できたのは嬉しい限り。最近多い日では、一日で60〜70HITも閲覧件数があるようだ。
作成・修正・アップロードをはじめとした管理運営を全て一人で、しかも部分的とはいえ毎日更新というのは確かに大変ではあるが、結果に反映されれば素直に嬉しい。
これからもよろしくお願いいたします。そして友人知人にもお薦めください(笑)。
話は変わって、そういえば今年はカッコウが鳴かないなぁ、と思っていたら25日に緑ヶ丘森林公園で、そして27日は西竹地区で「カッコウが鳴いたよ」という情報があった。 これでようやく種まきOKのようだ。
昨日山に行った際、ミズスマシがいた。
これまでじっくり見たことがなかったので試しに採ってみた。
自宅に持ち帰り、以前伝成館で購入した「オ・シャーレ」に水を入れて放してやると、まぁ回ること回ること。
1センチに満たなく、動きもスバヤイので接写には少々てこずった。
5月27日(金)
今日は「中標津の野鳥を知ろう会」なので朝4時に起き、5時に丸山公園に集合して開陽、当幌方面へ行った。
最後に開陽地区の針広混交林に行く。そこではキバシリ4羽が10mと離れていない場所で人目も気にせずじゃれ合っていた。
中標津ではなかなか見ることができないキバシリをこのような状態で見るのは初めて。
8時に終了し、8時30分から通常勤務。で、9時から両生類と植物の調査で山に行く。
先週の金曜日にも調査に来た場所なのだが、その時は雪が残っていて林道の途中までしか行けなかったのだ。
今日は何の問題もなく奥まで進むことができ、去年エゾサンショウウオの卵がドッチャリあった水溜りへ行ってみると・・・、スゴイことになっていた。写真をクリック!
その後、ひととおり確認した後、先週見つけた産卵場所へ行ってみた。
そこは一目で「ここはいずれ干上がるなぁ」と感じる場所であったのだが、今日来てみるとまさしく干上がっていた。写真をクリック!
卵をよく見るともうすぐ卵の外に出てきそうなものもいる。しかしこのままでは40個近くの卵塊が確実に全滅してしまうので、クルマに積んであった昆虫用ケースへ入るだけ詰め込み、その後向かった養老牛の条件のよい場所へ放してきたのであった。
にしても、今年は卵塊をトータルで250個以上見ているが、一度も成体とはめぐり合えずにいる。不思議だ。
5月26日(木)
今日はほとんどが事務仕事。
細かく書く気も起きないほどいろんなことをやっていた。
それでも隙を見て午前、午後とも1度づつ写真を撮りに行ったり、調査に行ったりした。
下はその時撮ったもので、鳥ではキビタキ、コムクドリ、植物ではアオウキクサ、エゾタンポポ、ツボスミレ、そしてエゾサンショウウオの卵である。写真をクリック!
5月25日(水)
午前中、美唄の道立林業試験場の方と共に、武佐と俣落の学校へ。
午後からは内部打ち合わせ、その後郷土館へ行き、そのまま丸山公園の野鳥を確認しながら一周する。
今日は22種いたが、左が「海のない中標津でもたまにオオセグロカモメがやってくる」。右が「キビタキを撮ろうとしたら飛立つ瞬間が偶然撮れた」である。
さらに緑ヶ丘森林公園へ行き、野鳥調査地点の写真を撮影する。
その時、たまたま双眼鏡を持っていなかったのだが、そういうときに限ってなんだかわからない鳥が現われるのだ。
ずいぶん人を寄せ付けない鳥だったので、何度目かの挑戦の末、なんとかカメラのズームを最大にして撮った。
画面で確認しようとしたが暗くてよくわからない。悔しいので車まで戻って双眼鏡で見てみるとシメであった。
ついでなのでこの公園でも野鳥を確認する。
戻ってきてから原稿を書いたり、事務仕事をする。
5月24日(火)
午前中ポツリポツリと降る雨の中、「中標津の植物を知ろう会」。
今日は緑ヶ丘森林公園のキャンプ場から木道をグルっとひとまわりした。
まだ花は少ないが、ミヤマスミレやネコノメソウの仲間、オオバナノエンレイソウが咲いていた。
戻ってきてから会員の皆さんとカタクリを見にく。
そこには去年から1株増えて2株になったカタクリがあるのだが、少し離れた場所で「ここにもあるよ」と会員から教えられてる。もっとよく見るともう1株ある。なんと計4株である。いや〜気づかなかったなぁ。
12時に終了後、即、上武佐のハリストス正教会へ向かう。
先日、「山下りんのイコンが6点見つかる」という記事が北海道新聞や釧路新聞に載ったのだが、「今日の12時頃、函館美術館の学芸員が確認に来るというので来ませんか」、という連絡があったのだ。
結果、そのイコンは確かに山下りんの描いたものなのだが、写真複写であって直筆ではないことがわかった。う〜む残念。
その後、緑ヶ丘森林公園に戻り、花の写真を撮り、さらにその足で定点写真を撮りに開陽台へ行った。
観光バスが2台も来ていたが、今日は曇りで見通しも悪く、その上5℃前後と寒い。こちらの皆さんも残念。
その後、役場に戻って写真を整理し、いきもの一覧・植物のページの写真を1枚入替え、9枚を追加、野鳥観察データの入力をする。
5月23日(月)
今日未明、エゾセンニュウの初鳴きを自宅で聞いた。まだ「ジョッピンカケタカ」と上手に鳴けてはいなかった。
午前中は野鳥の調査の関係で開陽や当幌方面へ行く。
午後からは資料の整理と原稿書き、打ち合わせ、丸山公園での野鳥調査。
遠音別岳の雪が融け「見返り狐」が見えてきた。まだちょっと太り気味でわかりづらいかな。
5月22日(日)
ちょっと風があるものの、今日もいい天気。
そんなわけで、今日はエゾヤマザクラが開花した。
5月の最終週にようやっと、である。
そういえば3月末くらいに東京で開花宣言が出たんだから、約2ヶ月かかって桜前線がたどり着いたことになる。
午前中、1時間ほど緑ヶ丘森林公園に野鳥の調査へ行った。
木道から裏管理道、キャンプ場をぐるっとまわって、計27種を確認する。
写真はキビタキ。鳴いていなかったけど、目の前に現れてくれた。
5月21日(土)
昨日、町内の早い場所ではチシマザクラがポツポツと咲きだした。でもエゾヤマザクラはまだまだで、先に葉が出ているものもあるくらい。
そして今日、去年から比べると約1週間遅れでカタクリが咲いた(昨年から1株増えて2輪になった)。
丸山公園へ野鳥の調査に行き、目の前のゴジュウカラを撮り終えた時に、ミヤマスミレの群落に足を踏み入れていたのに気づいた。まさに足の踏み場がない状態で少々アセる。
池の水門近くではオオバナノエンレイソウがつぼみを少し膨らませていた。
5月20日(金)
ようやくの晴れで風も弱く、両生類・爬虫類の調査には絶好の日和、と思っていたら朝一番で郷土館の管理人さんから「郷土館の庭にヘビがいます」との電話が入る。
急ぎの仕事が入っていたので少ししてから行ったのだが、現場に行くと2匹に増えていた。
シバザクラの上に、大小シマヘビが起抜けの顔で少しボーっとしていた。とりあえず捕獲し写真を撮らせてもらう。
その後、10時から4時頃まで両生類・爬虫類の調査で町内を走り回る。
特にエゾサンショウウオの調査はこの時期を逃すわけにはいかないのだ。
結果、9箇所で182個(!)の卵塊を発見する。いや〜あったあった、おなか一杯です。
それにしても成体が1匹もいなかった。タイミングの問題なんだろうが、ちょっと残念。
山中にいるとき、再度郷土館の管理人さんから電話が入り「もう1匹出ました」とのこと。
暖かかったとはいえ、郷土館の庭だけで3匹も出るとは思わなかった。いったい丸山公園にはどれだけのヘビがいるのだろう。
5月19日(木)
未明は雨と風でまさに嵐。
朝には雨が上がったけれど、今度は10m以上の強風。
午前中郷土館にちょっと寄った時、丸山公園の小山でオオルリ(小林正典氏
撮影)がさえずっていた。
毎年この公園には、キビタキかオオルリのどちらか1羽が示し合わせたように一時期だけ来るのだが、今年は去年に引き続いてオオルリのようだ。
どちらもキレイな声で、それもエコーがかかったような声のためすぐにわかるのだが、姿が見えない時は声だけで判断しなければならない。
そういう時はよく聞いていると、キビタキはさえずりの後半で「オッペケペー、オッペケペー」が入り、オオルリ「キジジッ、キジジッ」っと最後が濁るのだ。
午後からは原稿書きと会議出席。
5月18日(水)
天気予報どおり雨。
午前中は原稿書きとデータ整理、午後からは植物関係の打ち合わせ、で一日が終わってしまった。 ここのところ細かなデータ整理が多いので首が凝って痛い。
ということで、たいした事も書けず写真もないので、昨年は何をしていたかなぁ、と調べてみたら、何と昨年の今日も天気が悪かったようで、計根別小学校の遺跡見学が延期になっていたのであった。
写真をいろいろ探したが、下のタラノキしかなかった。
昨年の今時期はもう食べてたんだなぁ。写真をクリック!
5月17日(火)
本日も一日中ドンヨリした空。これで曇り(もしくは雨)の日が3日目になるのだが、明日も続くのだという・・・。
午前中、丸山公園と緑ヶ丘森林公園にて野鳥の調査を1時間程した後は、ズ〜っと事務仕事だった。
写真は丸山公園で撮ったニリンソウ(左)とレンプクソウ(右)。
5月16日(月)
今日は晴れで最高気温の予想が7℃、ということであったが、実際には曇りで5℃前後の上に風があるため、体感気温はほとんど2〜3℃という寒さ。
午前中は文書編纂のための目録や、分館の塗装修繕工事の書類を作ったりという事務仕事で、その合間を縫って20分程丸山公園へ行き、野鳥の調査をする。
公園の池では、今日もツバメが水面スレスレに飛びながら食事をしていた。
これまでツバメは町内で確認されているものの、繁殖確認はされていないので、このまま公園のどこかに営巣してくれるといいのだがなぁ、と密かに期待しているのだ。
午後からも事務仕事の続き。
一段落ついたところで両生類の調査へ1時間程出かける。
昨年卵塊が2つあった場所へ行ってみたのだが、今年はまったく見られなかった。
4時30分から急遽打ち合わせが入る。
5月14日(土)
緑ヶ丘森林公園に行く用事があったので、連日ではあるがカタクリの様子を見にいった。
昨日見たとき、「もしかするともう一株増えたかな?」と感じていたのだが、今日見るとやはりそうだったようで、2つ目の蕾が顔を出していた。
いいぞいいぞ、もう一株くらい近場にないかと探したが、さすがにそれはなく、そのかわり少し離れた場所にアズマイチゲが1輪だけ咲いているのを見つけた。
ついでなので野鳥の調査をし、17種を確認する。
よく草むらを歩くと足元から「ゲッ」っといってオオジシギが急に飛び出し驚かされることがあるが、今日は先に見つけたので、ギリギリまで近づいて写真を撮る。
多分ヤツは「自分は草だー、自分は草だー、よーし気づくなよー・・・ん?・・・ヤベ!気づいた?、どうかなー、マズイかなー、そろそろ飛んじゃおっかなー」などと思っているに違いない。写真をクリック!
5月13日(金)
朝5時から「中標津の野鳥を知ろう会」。ということで本日の起床は4時。
予報どおり気温は氷点下でなまら寒い。車のフロントガラスも凍っていたし、なにより外にいると手がかじかんでしまうのだ。
開陽、当幌地区の調査箇所を会の皆さんとまわり、計29種の野鳥を確認した。
途中、エゾシマリスを見かけたが、あまりの可愛さに思わず写真を撮る。写真をクリック!
8時過ぎに終了、そして8時半から通常勤務。
10時からは文化的景観関係の打ち合わせ。その前に20分程時間が取れたので、緑ヶ丘森林公園へカタクリを見に行く。
先週のはじめに見た時にはまったく出ていなかったが、しっかりつぼみまでつけていた。なんとなく安心する。
ついでに近くのタラノキを見にいく。こちらもほぼ順調のようだ。
午後からは両生類の調査で俣落、当幌方面へ行く。どちらも空振りであったので、養老牛温泉方面へ行ってみた。
すると、道路の排水升やその周辺で計15個の卵塊が見つかった。よかったよかった。
5月12日(木)
午前中はお休みをいただきました。
午後からは少し早めに行って文書を作ったりした後、丸山公園の野鳥を確認しに行く。
あいかわらずヒドリガモが多く、今日も200羽近くが陸に上がって草を食べていた。その他では、カワアイサ、コガモ、イソシギ、キセキレイ、ハクセイキレイ、ウグイス、エゾムシクイ、カラ類、アオジ、クロジ、カワラヒワ、ニュウナイスズメ、コムクドリがいた。
昨日、並美ケ丘方面の林の中で名前のわからない植物を見つけ、すったもんだの末カキドオシという種(本州方面ではポピュラーな雑草らしい)であることがわかったのだが、今日は丸山公園内でも見つけた。
この調子だと町内のあちこちにあるのかもしれないなぁ。いきもの一覧の植物リストに追加しようかと迷う。とりあえずもう少し様子を見よう。
2時から打ち合わせが入っていたので、調査終了後すぐに会議室へ。
打ち合わせ終了後、知り合いから「養老牛温泉方面でアオダイショウを捕まえた」とメールが入っていたので、「今ドコ?」と電話したら「丸山公園の駐車場にいるよ」とのこと。郷土館に行く用事もあったので見せてもらう。キズもなくキレイな個体であった。(後日シマヘビのムギワラ型と判明した)
その後勤務時間終了まで事務仕事。
今日は夜もお仕事。明日は朝5時から「野鳥を知ろう会」である。
5月11日(水)
久しぶりに晴れ。だが風が強かった。
朝一番で急ぎの事務仕事をいくつか片付け、その後「文化的景観の保存・活用事業」に係る野鳥の調査に行く。
ポイントとして設定した開陽、当幌地区をはじめとした6箇所において、姿を見たもの、鳴き声を聞いたものを記録していくのだ。今日は6箇所合計で29種を確認した。
午後からはそれらをPCに入力した後、収蔵庫へ行く。
展示資料の入れ替えが控えてるのでその準備や、雨漏りしていた場所を見ておく。それと台帳用のPCのアップデートやメールチェック等をする。
しばらくメールをチェックしていなかったのでスパムメールが山ほど溜まっていた。ほとんど使っていないアドレスなのに、本当に迷惑である。
5月10日(火)
今日も朝から雨。
「こりゃあ9時半からの『植物を知ろう会』は休みだなぁ」と思っていたら、9時15分には雨があがっった。念のために集合場所に行ってみるとメンバーも数人集まっているではないか。
世話人の粟野さんは晴れ男である。その証拠に昨年の4月から開催し、22回を迎えるが雨での中止は未だにない。
情報交換の中で、キバナノアマナがバイパス沿いの土手にあることを聞く。海の方に行くとよくあるのだが、中標津にもあるとは知らなかった。その後、アズマイチゲ(先日の雪でしおれてしまった)やヤナギの仲間などを観察。
アズマイチゲの近くの地面にはクサウラベニタケ(有毒)が点々と出ていた。今年初のキノコである。
その後丸山公園へ行き、ヒメニラ、レンプクソウ、エゾエンゴサクなどを観察する。
ふと、公園の池を見ると、立ち木にショウドウツバメが止まっていたのでとりあえず写真を撮る。
役場に帰る途中、「ショウドウツバメはあんな風に止まらないゾ!」と、何かおかしい事に気がつく。
パソコンで確認してみると、中標津ではあまり見ることのできないツバメであった。
5月9日(月)
今日は終日雨。しかも冷たくて、また雪でも降りそうだった。
ということで、本日は教育委員会事務局内でデータ入力&整理、事務文書を作成をする。
外勤したのは午前中1ヶ所に届け物をした時だけであった。
※写真は5月5日に開陽台から撮影したものです
5月8日(日)
朝起きたら昨夜の雪はほぼなくなっていた。
予報と違い晴れていたので丸山公園に行き、野鳥と植物を見て歩く。
野鳥の確認種は19とふるわなかったが、なにせヒドリガモが多かった(公園と河原での合計は210羽以上)。
その他では、中標津大橋付近でコチドリを見る。4月26日にも見ているので居ついているようだ。それと場所は違うが、最近しばらく見ていなかったコアカゲラを長崎屋の駐車場で見た。
植物では花のつきはじめたニリンソウやエゾムラサキツツジがあった。
他に公園内で見つけたものは、ヒメニラ(まだ開花していないので後日撮影予定)、イチイ(若いもの)、ギョウジャニンニクであった(採るほどではなかったです)。
それと、丸山公園周辺でオオモンシロチョウを2頭見る。こないだ見た不明のシロチョウ科はやはりオオモンシロチョウでよかったのかもしれないなぁ。
5月7日(土)
最高気温が2.8℃と寒〜い一日。
なんせ写真のとおり雪(!)なのだ。
すぐに融けるのだろうけど、かなわんなぁ。
5月6日(金)
今日はお休みをいただいきました。
が、朝8時30分から野鳥調査のため開陽地区の河畔林と丸山公園へ行き、それぞれ8種、17種を確認する。
終了後、丸山公園で待ち合わせしていた友人と当幌川へ山菜を採りにいき、さらに足を伸ばして野鳥調査の当幌ポイントへ行く。
ここは「カラマツの純林」と言ってもいい場所で、夏場に予定しているエゾチッチゼミの採集予定地なのだ。
ここでお昼。
昼食を摂り、山菜の処理をした後は武佐方面へ行き、やはり川もしくは湿地を2箇所程歩く。
次に雪が融けていて行けそうだったクテクンベツ林道へ入ってみる。雪が少し残っていたが車が入った跡もあったので「行けるのかな〜」と思って進んでみる・・・と、雪がド〜ンと残っているところに出くわす。
前に入った車もここで引き返したらしくタイヤの跡が残ってる。無理しても仕方ないので自分も引き返す。
その途中、行っておきたい場所があったのを思い出し、急遽若竹地区へ行く。
情報ではキタミフクジュソウではなくフクジュソウがあるのだという。ここでも湿地を歩きまわる
そして帰る途中、ゆめの森公園のとある場所へエゾサンショウウオの卵があるかどうか見に行った。
しかし、残念ながらそこにはまだ氷が残っており、とても産めるような状況ではなかったので近くの湿地を調べてみる。が、こちらにもなし。
ヤブを漕ぎ、緑ヶ丘森林公園の林道まで出て、昨年ヘビがたくさんいた場所を見たあと、さらに別の場所にあるエゾサンショウウオの卵の様子を見に行った。
先日見た時は卵塊が2個だったが、今日見ると昨年と同数の6個が確認できた。
この時点で5時10分。
今日は一日中歩き回っていたなぁ。おかげでちょっと足がダルイ。
5月5日(木)
天気はそこそこ良かったものの、相変わらずの低温。しかも風付き。
日中の気温が10℃まで上がらないってのはいい加減カンベンしてもらいたいもんです。
2日間ばかり中標津を留守にしていたので、気になっていた丸山公園の鳥の確認と、ヒメイチゲ(下の写真)の写真撮り、そして緑ヶ丘森林公園近くのミドリ川に「何かあるかな〜?」と覗きに行った。
ヒメイチゲはとある人からの情報で、よく行っている丸山公園にあるとは思っていなかったのでちょっとビックリした。
その後、ミドリ川を歩くため車を止めようとすると、なにやら見覚えのある車が2台あった。とりあえず鳥と植物を見ながら歩き、戻ってきたところでバッタリと「植物を知ろう会」のメンバー2人と会う。
先日も似たようなことがあったので、「変なところでよく会うねぇ」と笑ってしまう。
2つの公園では19種の鳥を確認した。
5月2日(月)
連休のなか日である、が、お仕事。
8時過ぎから、各種データ入力&集計、HPの修正を8ページ分してサーバーにアップロード、「中標津の野鳥を知ろう会」の次回の組みたてと案内文書作成&送付、休み中に撮った写真の整理、先週の出張の復命書作成、その他の事務処理と打ち合わせを11時過ぎまで集中して終わらせる。
その後丸山公園へ行く。
実は「文化的景観の保存・活用事業」における野鳥の調査では緑ヶ丘森林公園と丸山公園のデータが重要な位置を占めるので継続して調査をすることにしたのである。
今日は休みなので人が多く、カモ類が飛んでしまうことが多かったが、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、オシドリを見る。
その他、カラ類とニュウナイスズメ、スズメ、センダイムシクイ、アオジ、カワラヒワ、ウグイス、ツグミ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、アカゲラを見る。
標津川の川原にはツクシが出はじめていた。
その後、開陽地区に設定したポイントでも野鳥を調査する。
ここには河畔林とカラマツ林があるのだ。
こちらにはカラ類、ケラ類の他、ニュウナイスズメ、アオジ、ミソサザイ、そして“本日のご新規さんその1”のエゾムシクイが「ヒーツーキー、ヒーツーキー」と鳴いていた。
午後からは時間の合間を見て、緑ヶ丘森林公園にも一応足を運んでみた。
カラ類、ケラ類の他、キジバトと“本日のご新規さんその2”のビンズイを確認する。
5月1日(日)
今日から緑ヶ丘森林公園とゆめの森公園を結ぶ道路が開通した。
さっそく毎年恒例のエゾサンショウウオの卵を確認しに行ってみると・・・ありました〜!。
昨年は5月5日に6つの卵塊見つけたのだが、今日の段階では2つだけ。これから増えるのだろうか、ということはオスが近くで虎視眈々と卵が産み付けられるのを待っているはずだ。
エゾアカガエルの卵も隣にあった。こちらは雪のすぐ横。
丸山公園では、マガモ、オシドリ、キンクロハジロ、ヒドリガモ。
その他ではカワラヒワ、ベニマシコ、アオジ、ヒヨドリ、アカハラ、ゴジュウカラ、ハシブトガラ、ハクセキレイ、ニュウナイスズメ、スズメがいた。数が多かったのはヒドリガモだけだった。
それと、昨日に比べると暖かかったので(とはいっても8.2℃)、クジャクチョウが飛んでいた。
町外ではあるが、ミズバショウとザゼンソウが咲いていた。
どちらも中標津にもあるが、ミズバショウの分布は俣落川くらいまでだろうか。自分はザゼンソウは武佐地区でしか見たことがないなぁ。※写真をクリック!
4月30日(土)
今日で4月も終わり。今年の4分の1が終わってしまった。う〜む早いなぁ。
本日は早朝6時から「中標津の野鳥を知ろう会」。
5時に起きた時には雨もパラついていて「今日はダメかな〜?」と思ったが、今日は会の活動終了後にも予定が入っていたので、とりあえず行ってみた。
すると6時頃にはほとんど雨が上がったので、メンバーと丸山公園と標津川付近を歩く。
が、・・・とにかく寒い。それと風が強い。北電のところの温度計が2度だったらしいし、風も帽子が飛ばされそうなくらいだった。
そんな中で確認された鳥は、池にてオシドリ、マガモ、コガモ、キンクロハジロ、カワアイサ、それとヒドリガモが100羽近くいた。ここしばらく丸山公園で鳥を見てきているが、この場所でこんな数のヒドリガモを初めて見た。ちょっと驚きであった。
その他では、アカゲラ、ショウドウツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ノビタキ、ウグイス、センダイムシクイ、ハシブトガラ、ヒガラ、ゴジュウカラ、アオジ、カワラヒワ、ベニマシコ、ニュウナイスズメ、それとカラス2種で計24種。
その後、近々調査を予定している開陽、西竹、当幌、協和地区の下見に行く。
4月29日(金)
今日は山菜の下見、町内某所の沼、丸山公園、緑ヶ丘森林公園へ行った。
目当ての山菜はギョウジャニンニクで、「もしかしたらとれるかも?」という期待を込めて行ったのだが、まだ早かったようで結局採れるほどはなかった。途中でエゾネコノメソウを見る。
町内某所の沼は以前から行ってみたかった場所。
行ってみるとまだオオハクチョウがいてちょっと驚いた。その上急にタンチョウが飛び立ったりして更に驚く。夏場にはトンボも多そうだ。
丸山公園は、昨日シマヘビが出たというし、鳥の確認も含めて行ってみた。
池にはマガモ、コガモ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、カワアイサで、その他にはセンダイムシクイ、アカハラ、アオジ、ゴジュウカラ、ハシブトガラ、カワラヒワ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ニュウナイスズメがいた。
公園内の各所にはエゾエンゴサクが咲き、マルハナバチが蜜を吸っていて、小山の頂上付近の崖にはキジムシロが咲いていた。
緑ヶ丘森林公園は分館までの道を確認しに行った。
最近まで雪が残っていたので、いつから開けられるだろうか、と心配だったのだ。状況としては明日から開けられそうな感じだったので、管理人さんに連絡する。
本日その他に見た鳥は、牧草地の際でアトリ、市街地(文化会館のあたり)でオオセグロカモメ、自宅でオオジシギ。
4月28日(木)
今日は札幌の赤レンガ庁舎内の会議室にて「平成17年度北海道文化財・埋蔵文化財担当者会議」の2日目。
道内唯一のモデル事業実施市町村ということで、「文化的景観の保存・活用事業」における当町の事例発表をする。
参加者は150人程。
暖かかったので、赤レンガ周辺ではお昼ご飯を食べている人が多かった。
そういえば昔札幌に住んでいたが、ここをゆっくり見るようなことはなかったし、それに最近の出張は冬場が多かったので初めて色々見て歩く。
ここ最近のクセでついつい鳥を見てしまう。
赤レンガの池にはマガモが数羽(全然人を怖がらないので2mまで近づけた)、他にはスズメとカワラヒワ、ドバトがいた。
それと、丸山公園で今年初めてヘビが確認された。
シマヘビが2匹だという。今日は最高気温が19℃まであがったからだろう。
先日は山の方でヒグマが出たというし、冬眠していた動物達もお目覚めのようだ。
4月27日(水)
今日、明日と会議のため札幌へ出張。
会議の中で「文化的景観の保存・活用事業」の取り組み事例を報告しなければならないのだ。
日程的に1泊2日が可能なので明日の夕方に帰庁予定。
4月26日(火)
午前中は「中標津の植物を知ろう会」。
今回は標津川周辺と丸山公園を中心に歩き、ヤナギやその他の植物を見て歩いた。写真をクリック!
途中、一昨日見つけたスミレの場所へ案内する。昨日ミヤマスミレとこの日誌に書いたが、もう一度よく調べると、春一番に咲くアオイスミレであった。う〜んやっぱりスミレは難しい。だから昨日書いたのはマチガイ(訂正済みです)。写真をクリック!
歩きつつ確認した鳥は、池でマガモ、コガモ、オシドリ、ヒドリガモ、その他ではツグミ、トラツグミ、ヒヨドリ、センダイムシクイ、ゴジュウカラ、ハシブトガラ、ハクセキレイ、アカゲラ、カワラヒワ、イソシギ。
そして本日のご新規さんはアオジ、ウグイス、ニュウナイスズメ、コチドリであった。
あとはベニマシコとエゾムシクイが確認できれば常連さんがほぼ揃うことになる。
それと今日は暖かかったので、クジャクチョウとシロチョウ科のチョウが飛んでいた(多分オオモンシロチョウ)。
4月25日(月)
午前中はPCの調整と、消えてしまった開陽台からの定点写真撮り、そして丸山公園へ行った。
確認した種は、池にてマガモ、コガモ、カワアイサ、オシドリ、2ペアに増えていたキンクロハジロ、ヒドリガモ、そして本日のご新規さんのオナガガモ。
その他では、トラツグミ、ツグミ、ハシブトガラ、センダイムシクイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ミヤマカケス、スズメ、アカゲラであった。
そして歩いている途中、高さ3センチもあるだろうか、小さなアオイスミレを見つけた。
午後からは文化的景観の保存・活用事業の自然調査に関する打ち合わせ。
その後議事録と図面を作成し、関係者に届けてまわる。
4月24日(日)
天気はいいのだが、まだ雪が融けきらない。
時間がとれたので午後2時半くらいから丸山公園に行ってみた。
親子連れだろうかカモ類を見ている人がいる。あぁ、いい時に来たねぇ、と思いながら邪魔にならないようなコースで歩く。
と、今まで確認していなかった場所でキタミフクジュソウが咲いているのを見つけた。ちょうどポッカリと雪が融け、花が顔を出しているのだ。
池にはマガモ
、コガモ、
キンクロハジロ、
ヒドリガモ、
オシドリ、カワアイサのメスがいて(もう種類が増えてきたのでカウントはやめた)、その他では、
ツグミ、
トラツグミ、ハクセキレイ、ゴジュウカラ、ヒガラ、エナガ、ハシブトガラ、アカゲラ、シメ、カワラヒワ、アトリ、ミヤマカケス、ルリビタキであった。
で、本日のご新規さんは、標津川の方でキョロンキョロン・・・と鳴いていたアカハラでした。
ついでに緑ヶ丘森林公園に行ってみると、ヒヨドリとキジバトが鳴いていた。
※上記の写真はなかしべつのいきもの一覧・鳥類のものです。
4月23日(土)
午前中、指導者にも参加者にも知り合いの多い「なかしべつ冒険倶楽部」が丸山公園で活動する、と聞いていたのでちょいと顔を出す。
小雪が降る中、メンバーは小川でウチダザリガニやフクドジョウ、トミヨ、ヤマメの稚魚を採り、その後郷土館にやってきた。
すると「じゃあちょうどいいところに学芸員さんがいるので教えてもらいましょう(笑)」、ということで急遽展示資料の解説をする。
終了後全員で写真を撮って解散。
フクドジョウと写真のないトミヨを分けてもらい撮影する。その後放流しに行く。
その帰りに、「ついでに鳥の確認でもするか」と周囲を見ると・・・、何だ何だ!今日はなんだか色々いるゾ!。
池にはマガモ11、コガモ2、オシドリ4ペア、キンクロハジロ1ペア、カワアイサ1(メス)。
その他にはこれまでにも確認済みの、ヒヨドリ、ヒバリ、アカゲラ、コゲラ、カワラヒワ、ハシブトガラ、ミヤマカケス、ゴジュウカラ、アトリ、ツグミ、ハクセキレイ、キセキレイ、トラツグミがいた。
そして今日のご新規さんは、コムクドリ、クロジ、ノビタキ、イソシギ、ルリビタキ、センダイムシクイ、ショウドウツバメの7種(!)。
帰ろうとしても続々と姿を現してくれるものだから、帰るに帰れない。写真も撮らねばならないので忙しいことこの上ない。
結局2時近くまで食事も取らずに公園内をうろついていたのであった。
ここ数日の降雪で周囲はすっかり冬モードなのだが、野鳥が訪れる時期は変わらないので、雪の中に夏鳥がいる、という不思議な感覚を味わえた。
4月22日(金)
今朝はまず収蔵庫へ行き除雪。その間に情報化推進係の方にPCのネットワーク接続やらいろいろ処理をしてもらう。
その後郷土館の雪の様子を見に行き、ついでに鳥も確認する。
池にはマガモ23、コガモ5、ヒドリガモ2ペア、オシドリ3ペア、そして今日の“ご新規さんその1”であるキンクロハジロが1ペア。
その他に見ることができたのは、ツグミ、ハクセキレイ、アトリ、カワラヒワ、エナガ、ハシブトガラ、アカゲラ。
役場に戻ってからはひたすらPCの復旧作業。
4時少し前になんとか一段落したので、なんとなく気になったのでもう一度丸山公園に行った。
すると、オカヨシガモ1、カルガモ1ペア、そして、写真には撮れなかったが“ご新規さんその2”のキセキレイを確認。
それと午前中から「何か転がってるな、折れた木かな?」くらいに思っていた物体のそばを通ってみると、なんと中身をすっかり食べられてしまった亀であった。
足跡も残っていて犯人はカラスで確定なのだが、ミドリガメなんだろうか。
4月21日(木)
今日は雪。しかも朝から湿った雪がかなりの勢いでズーっと降り続く。
そんなわけで教育委員会にて事務仕事・・・。と、午後から突然パソコンがクラッシュ。
セーフモードにもDOSプロンプトにもならない。
前々から電源が素直に切れなくて、仕方なくほぼ毎日強制終了をしてたから、いよいよシステムファイルが壊れてしまったのだろうか。
バックアップは先週の11日にサーバーの分も含めて外付けのハードディスクにしていたが、12日から今日までの写真とメールアドレスなどは全て吹っ飛んでしまった。
再セットアップしたけど、またソフトを入れて一から設定しなおすのがツライ。全くこの忙しい時に〜。orz
4月20日(水)
午前中、開陽台に定点写真を撮りに行こうと思ったら、「見せたい図面があるから来て〜」との電話があった。
行ってみると中標津の歴史変遷地図であった。これまでA1版のものは見ていたが、今日のサイズはB0版。デ、デカイ!。思わず写真に撮ってしまった。
聞くと、元のデータはJPGでサイズも300Mbくらいあり、普通のパソコンでは開けないという。
その後開陽台へ行く。道すがらハクセキレイやヒバリが見られた。積雪深は0センチではあるが、まだまだ雪があるなぁ。
更にその後郷土館へ寄る。公園にはオシドリ7(雄4、雌3)、カワアイサ1ペア、ヒドリガモ1ペア、コガモ3、マガモ5、ハクセキレイ、ツグミ、カワラヒワ、シジュウカラ、ゴジュウウカラ、エナガ、アカゲラがいた。今日はご新規さんはいないなぁ、と思ったら緑ヶ丘森林公園の入口付近でミソサザイが鳴いていた。
午後からは打ち合わせが2件。
4月19日(火)
午前中、ここのところ続いていた資料作成の目処がようやくついてホッとする。
郷土館に寄った時に越冬越しのクジャクチョウを見る。例年どおりかちょっと遅いくらい。
公園にはマガモ9、コガモ7、ヒドリガモ3、トビ、コゲラ、ハシブトガラ、ゴジュウカラ、エナガ、ハクセキレイ、ツグミ、カワラヒワ、アトリ、そして今日の初物はオオジシギ。なんだか毎日ご新規さんがいるのでやめるにやめられない。
午後からは情報図作成やデータ集めなどをする。
4月18日(月)
昨夜から今日の未明にかけてスゴイ風と雪。完全に冬の様相であった(朝にはほとんど融けていたけど、一昨日は黄砂も降って車の汚いこと)。
日中は晴れていたが、風が強く最高気温は5度以下。う〜ん寒い。
今日はズ〜ッと教育委員会の事務局内で資料作成。物を置きに収蔵庫と郷土館に寄っただけ。
午前中に郷土館へ行ったので、ついでに公園の鳥の状況を調べる(計ってみたら所要時間は15分程だった)。
マガモ5、コガモ9、ヒドリガモ1、ツグミ2、カワラヒワ数羽、エナガ2、シジュウカラ2、ゴジュウカラ3、ヒヨドリ2、コゲラ1、そして今年初確認のトラツグミ1がいた。写真を撮る時間まではなかったが、しっかり「ヒー、ヒー」と午前中からでも不気味に鳴いてくれたので間違いなし。
それと、以前も書いたが、雪融けが進んだため、丸山公園の一部にエアガンの弾が大量に露出してきている。土に還るものならいいが、塩カルでも撒いたようだ。
写真の写っているのはごく一部。ちょっとこれはどうなんだろう?。
4月17日(日)
今日も標津川の河川敷と丸山公園方面へ出かけた。
公園内を歩いていると、昨日の場所とは違うところでキタミフクジュソウを見つけた。場所を覚えながら更に探すと3箇所見つかった。
何で覚えながらかというと、実は丸山公園の自然マップを作ろうという計画が密かに進行中なのだ。
鳥はマガモ18、コガモ10、オシドリ1ペア、ハクセキレイ3、アカゲラ1、コゲラ1、ヒヨドリ2がいて、それと今年初確認のカワラヒワ3〜5くらいも鳴いていた。
川にはオシドリ1ペアがいたくらいだったが、岸辺でセイヨウタンポポが咲いているのを見つけた。
4月16日(土)
今日をもって中標津町の積雪はゼロになった。
まわりにはまだ雪があるけどなんだか嬉しい。春のお墨付きをもらったようだ。
それを裏付けるかのように、知り合いから「タンポポが咲いているよ」と連絡があったり、街中でクジャクチョウが飛んでいた。
昨日「今まで見たことのない変わったフキノトウがあったよ。枝分かれしてるんだ。」、と「植物を知ろう会」の粟野さんから連絡があったので、教えてもらった体育館近くの河原に行ってみた。
すると・・・、ゴチャっとかたまっていたんですぐにわかった。確かにこんなのは見たことがない。今後も経過を観察してみよう。
そのまま堤防に沿って歩き、丸山公園を廻る。
鳥はマガモ30、コガモ9、ヒドリガモ3、ハクセキレイ3、ツグミ5、ゴジュウカラ1、シジュウカラ2、コゲラ1。
植物では池の縁近くにキタミフクジュソウがポツポツと咲いていた。今回じっくり見て分かったが、咲いている場所は公園内でも限られるようだ。
それと公園のトイレ近くにある斜面に毎年エゾエンゴサクがたくさん咲くので、「葉っぱだけでも」と思い、写真に撮っていたら、なんともう咲きそうなヤツを見つけた。うーん早い。ちょっと驚いた。
4月15日(金)
最高気温が11℃まで上がり、積雪深も18時現在で6センチとなった。ここ1週間でずい分融けたなぁ。
今日は文化的景観関係の文章を書いたり資料を整理したり図面を作成したり、郷土資料の受け入れ(これまった数が多い)で写真を撮って台帳に貼り付けたり文章入力などをする。その他あちこちにモノを運んだり、あれしたりこれしたり等々、ということが朝からズーっと続く。
そんな中、収蔵庫の2階で雨漏りを発見した。一昨年からこの建物を使っているが、実はそのときから天井の石膏ボードにシミがあって「こりゃあいずれは・・・」と懸念されていたのだ。
天井の一部に穴が開いてしまったので写真を撮って報告書を作成する。錆びた垂直の梯子で屋上に上がってみると一箇所だけ水の抜けていない排水口があった。雨漏りの場所とは遠いが、どうやらこのあたりの水が浸み込んできていることが分かった。
つまり雨漏りの大元は、昨年修繕したところとは違う場所だったというわけだ。また今年も自分達で修繕作業をしなければならないなぁ。orz
しかし、よくもまぁ次から次へといろいろあるもんだ。
4月14日(木)
ちょっと風が冷たかったもののよい天気であった。
雪融けも進み、もう少しで10センチを切る勢いだ(ただし日陰などにはまだまだたくさん残っている)。
しかし天気は良かったが、基本的に午前中は資料作成他の事務仕事、午後からは打ち合わせが入っていた。
外に出たのは、郷土館に仕事の調整のために行ったことくらい。
ついでに丸山公園をサーっとまわってみると、マガモ23、コガモ6、オシドリ雄4・雌2、カワアイサ1ペア、ハシブトガラ2、ヒヨドリ2、ハクセキレイ2、ヒバリ1がいた。
公園内のあちこちでは、ノネズミの仲間の冬巣が顔を出してきていた。
4月13日(水)
今日のお仕事の内容。
1.広報誌の5月号の原稿をレイアウトする
2.広報誌の6月号に使うスライドをスキャナで取り込み整理する
3.ホームページの修正部分をアップロード
4.とある場所でフクジュソウの写真撮影(キタミフクジュソウではなく町内では少ない普通のフクジュソウ。昨年と同じ個体を同じ日に撮影するため)。ここで今年初のキジバトを見る。デデーポッポーと早くも鳴いていた。
※左が今日撮ったもの、右が昨年の今日撮ったもの。
5.「植物を知ろう会」の世話人と打ち合わせ
6.郷土館へ書類、郵便物を届ける。その後池の方に10分ばかり行ってみると、マガモ28羽、コガモ4羽、オシドリ雄5羽・雌4羽、周囲にはアカゲラ、ツグミ、ハクセキレイ、ハシブトガラがいた。
7.「文化的景観の保存・活用事業」関係の図面作成。それと足りない文献があったので注文
8.月末に予定されている、札幌での会議にて報告用の原稿作成
9.資料の寄贈受入のための下準備を郷土館でやっていたので様子を見に行く。終了したというのでデータを持ち帰り、台帳用&報告用にデータを編集する
10.今日撮った写真の整理
11.この日誌の作成
※その他にも事務文書作成などあり。
※今気が付いたけど、昨日も今日もフクジュソウの写真しか載せてなかった。構成的にちょっと失敗。
4月12日(火)
午前中は「中標津の植物を知ろう会」。
今回のメインはヤナギについてである。花穂(「かすい」と読む。猫柳のこと)が出ているので、ルーペや実体顕微鏡を使って観察したりした。
午後から、緑ヶ丘森林公園内でフクジュソウ(このあたりのものはキタミフクジュソウ)が咲いてる、という情報があったので、毎年咲く場所で雪融けしているところに行ってみると・・・満開というわけではないが、しっかり咲いておりました。
でも周りを見るとまだまだ雪は多いなぁ。こないだの黄砂の影響で若干雪面が黄色っぽい。
丸山公園の池には、マガモ10数羽、コガモ2羽、ヒドリガモ2羽、オカヨシガモ1羽がおり、木々にはエナガ、ゴジュウカラ、ハクセキレイ、アカゲラがいた。
標津川にはオシドリ1ペア、カワアイサ2ペア。こちらにもハクセキレイとアカゲラ、それとオオセグロカモメ2羽が上流方面に飛んでいった。
丸山公園内でもフクジュソウを見る。冬場は色のバリエーションの少ないのでフクジュソウの花の色は鮮烈だ。
4月11日(月)
このホームページがネット上にオープンしてから丸2年となった。
さっきカウンタを確認したら21,900件(2年間の日割りにすると1日平均30件になる。ちなみに今年の1月1日からの平均は42件)であったので、当初の目標であった「アクセス数で町民の数を超える」という目標はもう間近に迫っている。嬉しいことだ。
このホームページは設計から管理運営まで全て自分でやっているので、デザイン的な良し悪しや、ちょっとした間違いなどの責任は全て自分にある反面、頻繁な更新による最新情報が提供できる、というのがウリである。みなさん今後ともどうぞご贔屓に。
今日はよい天気で日中は8℃以上になり、積雪量も30センチを下まわりそうな勢いだった。
郷土館の庭の雪が融け、スイセンが顔を出してきた。春っぽいなぁと思って池のほうを双眼鏡で見てみると、今日もオシドリが見えたので池の方へ行こうとすると、「野鳥を知ろう会」のメンバーとばったり出会う。せっかくなので一緒にソロリソロリと歩く。
池にはマガモ50羽以上、コガモ10羽程、ヒドリガモ1羽、オシドリ5ペア、オカヨシガモ2羽いて、その他にはハクセキレイ2羽、アカゲラ1羽、コゲラ1羽、ゴジュウカラ2羽、ハシブトガラ2羽がいた。
それとエゾシカが6頭。
役場に戻るついでに第2駐車場へ寄る。フキノトウの写真を撮るためだ。
すぐ近くでヒバリが鳴き、川沿いにはハクセキレイが飛び、小さな虫がちょろちょろ飛んでいる。
昨日、一昨日が寒かったので春らしさが際立つのであった。
4月10日(日)
午前中はよい天気だったが、予報どおり午後から崩れてきた。
ゆめの森公園のパークゴルフ場の駐車場でハクセキレイ1羽を見る。次に行った丸山公園では3羽が飛び回っていた。最近急に数が増えたので渡ってきたものだろうか。
池にはマガモ18羽、コガモ4羽、オシドリ1羽がいた。その他にはコゲラ1羽。
4月9日(土)
朝起きて外を見たら雪。しかも風が強いので寒々しいったらありゃしない。
すぐ融ける雪ではあることは分かっているのだが、せっかく最近春っぽくなってきたのにまた冬に逆戻りみたいで気分も晴れない。
ちょっとだけ外に出たが、強風のため気温は1℃くらいでも体感気温はマイナス4〜5℃だったろうか、状況によっては地吹雪状態の場所もあった。
ということで、調べ物などを自宅でやっておりました。
4月8日(金)
朝方、昨日の雨が残る中、埋蔵文化財関係の現地踏査に行ってきた。
調査場所に向かう途中、雪の残る牧草地内の比較的融けたところにヒバリが顔を出したり引っ込めたりしていた。
調査が終わり、役場へ帰る途中、37線の標津川近くにある三日月湖ではマガモ18羽、コガモ12羽、オシドリ3羽、カワアイサ1羽がいた。
時期になったらエゾサンショウウオが卵を産みそうなところであった。また来てみよう。
丸山公園に行ってみると、池にはカワアイサ1ペアがいた。今日は少ないな〜と思って岸辺を見るとオシドリがちょっと増えていてオス5羽、メス3羽いた。
※飛び立つ瞬間が撮れました。写真をクリック!。 その他にはハシブトガラ3羽、ゴジュウカラ1羽、ヒヨドリ2羽、ハクセキレイ1羽、アトリ14羽がいた。
それとエゾシカが5頭。
4月7日(木)
昨日の暖かさはなんだったんだ、というくらいの寒い一日。日本列島ではサクラ前線が北上しつつあるのだが、当地では最高気温が1℃以下なのである。
今日は雨が降っていたので、存分に事務仕事をする。
しかし、自分でも「よーやるわ」と思うが、今日も郷土館に寄ったついでに雨の中丸山公園の池を見てきた。
最近何人かの人に「何で最近鳥のことばっかり書いてるの?、面白いんですか?」と聞かれた。
確かに面白いし、もう意地、いやいや習慣になってるかもしれないが(笑)、丸山公園では数は少ないもののそこそこの種類が見られるし、それが今までに記録のないものや、季節の移り変り(変化があってもなくても)を感じられるようなものだと季節ネタになるし、それに野鳥好きの方々が楽しみにしておられるという情報もあるのだ。
それに、そもそも冬場はネタが少ないし・・・。
ということで、傘を差して行った本日の成果は、マガモ28羽、コガモ3羽、カワアイサのメス1羽、オシドリ2羽(1ペア)、エナガ2羽であった。
それにしても寒かった。指先がかじかんでしまった。
昨日確認したオシドリを写真に撮ろうとするも、相変わらずすぐ飛び立ってしまう。なんとか撮れたのはメスだけであった。
4月6日(水)
久しぶりに日中の気温が10度を超えた。毎日こうだと雪もすぐ融けるのだがなぁ。
気象庁のデータ(ここ16年間)では4月の13日には積雪が10センチメートルを下まわる統計になっている。となるとあと1週間でかなり雪はなくなるということか。
今日もまたまた事務仕事に追われる。
久しぶりに丸山公園を一周した。
池にはマガモ30羽、コガモ9羽、カワアイサ3羽、そして今年初確認のオシドリ(写真は遠すぎて撮れなかった)2ペアがいた。
樹々や標津川付近にはツグミ1羽、ハクセキレイ1羽、ゴジュウカラ1羽、エナガ1羽、アカゲラ1羽、トビ1羽、そしてこれまた今年初確認のヒバリを見る(空港でも初鳴が確認されたという情報あり)。それとアトリが21羽いた。
それにしても、雪融けとともにゴミが目立つようになってきた。歩いていて気がついたが、子供達が昨年のうちに遊んだものだろうか、池の標津川側の木の根元(早く融けるからね)にエアガンのBB弾が散乱していた。
ぐるっとまわったついでに小川を見に行く。3〜10センチメートル程のフクドジョウがたくさん泳いでいた、さらについでに石をひっくり返してみると、体長3センチメートル前後の小さなウチダザリガニがいた。このサイズがいるということは、ここで繁殖&越冬したのだろう。
水門付近にはエゾシカの足跡が多く見られた。先日ある人からエゾモモンガの巣があるという木を見に行ったが、根元の雪が融けてしまい痕跡が分かりづらくなっていてよくわからなかった。
4月5日(火)
今日もよい天気。
そして、本日もクヤシイことに役場内での事務仕事。
ちょっとだけ郷土館に寄った際にハクセキレイ、アカゲラ、ゴジュウカラ、エナガ、そして池にはもう旅立ってしまったと思っていたカモ類がたくさんいた。中標津保養所温泉の池にでもいたのだろう。
マガモ50羽以上、コガモ約10羽、ヒドリガモ1羽、そして今日はこの冬初めて確認したカルガモが2羽いた。
東京ではサクラの開花宣言が出たが、こちらはまだまだだなぁ。
本日は夜もお仕事。
4月4日(月)
午前中はビッシリと事務仕事に追われ、午後からもこれまたビッシリと打ち合わせ。
その後も自席に戻り事務仕事の続きをする。気がつけば19時半近くであった。
それにしても強烈に忙しい。まとめなければならない資料があるのだがなかなか取りかかれないので少々アセル。
ということで本日野外に出たのは午前中の10分間だけ。
だんだん雪が融けてきて嬉しいが、冬鳥は姿を消したようだ。今日見た野鳥はシジュウカラ、エナガ、ハシブトガラ。鳴き声を聞いたのはゴジュウカラ、ハクセキレイと通年いるものばかりだ。
4月3日(日)
予報どおり雪&雨、そして4時頃から晴れた。おかげで道路はグチャグチャ。
今日は特に何もないので金曜日に撮った開陽台からの写真をどうぞ。
4月2日(土)
今日はそこそこ雪が融けたようだ。
昨年のドカ雪に比べれば今年は少ないのだけれど、雪融けが遅く気象庁の観測データでもまだ60センチメートルもある。
こういう年は山菜採りの時期選びが難しいのだよなぁ。
午後からちょっと用事があったので郷土館に行った。
ついでに池を見に行ったがカモ類は皆無。カラスとトビしかいなかった。もう旅立ったのだろうか。
4月1日(金)
今日から新年度。
役場の就業時間が8時45分から8時30分になったり、仕事が終わった後は自分達で職場の掃除をしたり、職場の人間が変わったり、その他にもいくつか前年度とは変化があった。
で・・・、本日も目の回るような忙しさ。
昨日まで出張していたので昨年度の仕事、そして今年度からの仕事、出版社に送るための校正の仕上げ、その他いろいろ。