中標津町には現在71ヶ所の遺跡が発見されており、そこからは土器や石器、新しい時代のものでは刀や鉄矛(ほこ)などが発見されています。
ほとんどの遺跡は「風があたらない」、「水場(川や沢など)が近くにある」という立地条件で、標津川水系をはじめ、武佐川、当幌川水系でも発見されています。
大昔の人びとが住んだ家は、地面を掘り下げて作られたことから「竪穴式住居(たてあなしきじゅうきょ)」といいます。状態のよい集落跡では住居の跡がくぼんだまま残っているのですぐに分かります。
↑擦文時代の竪穴式住居跡(当幌川10遺跡)
↑アイヌ時代のチャシ(当幌川チャシ)
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