放射状に広がった葉を上から見ると、あたかもバラの花が咲いているように見えることから、写真のような状態をロゼットといいます。 よく見かけるタンポポやオオバコは一生をロゼットで過ごしますが、冬の間だけロゼットで過ごすものもあります。 重なり合わないように広げた葉は冬の弱い陽射しから少しでも多くの光を得る一方、地面にぴったり張り付くようにすることで冷たい風を避け地面から熱を得ることができます。 この方式は、植物たちが厳しい冬を乗り切るために編み出した必死の知恵のひとつといえるでしょう。
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